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ちょっぴりだが、社会部長になりたかった(笑)

 昨日届いた毎日新聞OB誌「ゆうluckペン」は225ページで、分厚い。

 隅から隅まで読み出すと一ヶ月ぐらい掛かりそう。

 興味のあるところから、と探すと……「社会部創設123年 部長列伝」をまず読んだ。

 堤哲先輩の作品。「社会部長」の歴史に実に詳しい。

 東京本社の社会部長はこれまで57人いるらしい。

 僕が現役の時、仕えた「社会部長」は畑山博さん(僕を新潟支局から社会部に取ってくれた恩人)佐々木武惟さん(NHKのドラマ「事件記者」のモデル? 僕の日大一高の恩師の義兄で、僕の入社の時の身元保証人)竹内善昭さん(この人とは、特別記憶がない)牧内節夫さん(「芸能界裏の裏」と言う連載を書かせてくれた)石谷龍生さん(僕は遊軍として、自由に書かせて貰った)森浩一さん(僕を政治部に異動させた人)。

 計6人。想い出が沢山ある。

 佐々木さんは特別厳しくて「警視庁担当」を希望したのに「出来が悪い」と言う評価で、上野警察、築地警察、大崎警察など「サツ周り」ばかりさせられた。

 結局、中島健一郎という「一年下の記者」を捜査一課担当に抜擢。一年遅れで、やっと「警視庁捜査2課」にしてくれた。

 佐々木さんは、ともかく厳しかった。

 森さんも厳しかった。

 仲良くなった中島君は森さんから「外信部」に異動させられ、中島君から「牧さんも、社会部から追い出されますよ」と言われたが、その通りで「政治部」に異動させられた。

 中島君も、ボクも「警視庁キャップ」から「社会部長」になるのが夢だった。

 「政治部暮らし」も楽しかったが、僕は「官邸キャップ」から「サンデー毎日編集長」への道になってしまった。

 社会部長は「夢」で終わった。

 (中島君は社会部に戻り、社会部長になったけど)

 毎日新聞と言えば、社会部だ!

 ロッキード事件を始め、歴史を開いたのは毎日新聞社会部!

 ちょっぴりだが、社会部長になりたかった(笑)

<何だか分からない今日の名文句>

春は人事異動の季節