聴衆はサクラばかり。早稲田は変わった!(12日のブログは、お休みです)
 9日、来日中の胡錦濤国家主席は東京都新宿区の早稲田大学で約900人を前に講演。僕が予想した通り、今回の訪日で初めて、歴史問題に言及した。首脳会談では一切触れず、中国でテレビ中継される「早稲田の講演」で、懸案を取り上げる作戦。これが彼の戦略性である。

 「日本軍国主義が発動した侵略戦争により、中華民族に深刻な災難をもたらし、日本人民にも損害を与えた。歴史を強調するのは恨みを持ち続けることではなく、歴史をかがみに未来へ向かうためである」と、今までとは幾分、トーンが和らげている。何しろ、北京オリンピックの成功だけが、当面の中国の目的。何しろ、すべて親日風である。

 「日本の対中円借款が中国のインフラ整備や環境保護、エネルギー開発などの近代化に積極的な役割を果たした」と感謝の意を示すことも忘れなかった。(もっとも「両国は一方が勝ち一方が負ける関係ではなく、共に勝つパートナーとなるべきだ」というのは真っ赤な嘘だけど)

 それにしても、我が母校・早稲田大学は変わった。人種差別国家の広告塔に使われて、平気な顔をしている。900人の聴衆は殆ど招待者。学生は会場に入れない。その昔、エドワード・ケネディがやって来た時は、学生の熱気でムンムンしていたのに。 在野の早稲田が「権力」に、シンボル「大隈講堂」を貸すなんて‥‥ああ、嫌だ嫌だ。

 本来なら、早稲田の学生が胡主席にチベット問題の質問をして、本当の外交を展開すべきなのに。

 厳重な警備。大隈講堂付近ではチベットを支援する学生らと中国人の小競り合いも起きたらしい。もちろん、中国のメディアには乗らないだろう。自由な報道が出来ない、非民主主義の国家にキャンバスを貸すなんて‥‥早稲田人は堕落した。

 夜、新橋の寿司屋で、親友の快気祝いをしていたら、気になっていたことで、悲しい知らせ。恥ずかしながら、涙ぐむ。

<何だか分からない今日の名文句>

喜び極まれば憂い生ずる


| 牧太郎 | 09:36 | comments (x) | trackback (x) | 編集長ヘッドライン日記 |
このページの先頭へ
PROFILE
CALENDAR
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
<<前月 2008/05 次月>>
ARCHIVES
Amazon.co.jp
オウム事件取材全行動
毎日新聞社会部
競馬遊侠伝 (小学館文庫)
牧 太郎
マスコミ・芸能(ぎょうかい)笑辞典 (学研M文庫)
牧 太郎
中曽根政権・1806日〈上〉
牧 太郎
中曽根政権・1806日〈下〉
牧 太郎
- GetNet -