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王将戦。羽生は「神の一手・▲8二金」で勝利。藤井は「反撃の△3二角」に気づかなかった

 藤井聡太に羽生善治九段が挑戦する王将戦七番勝負第2局。

 羽生九段が勝利して対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。

 決め手は(素人だから間違っているかも知れないが)59手目の「▲8二金」だろう。

 専門家のほとんどが「▲8二金は筋が悪いから、やらないはず」と解説していたが、羽生は「この奇手」を選んだ。

 「▲8二金」に付いて、羽生は「ゆっくりしていると攻めが切れてしまうので、筋が悪い手なのですが、しょうがないかなあと思って指していました」と話したそうだが、実は、A Iはこの時点で「▲8二金」を推奨していた。

 「A I嫌い」だった羽生は、この一年間、徹底的にA Iを勉強した。

 「A Iの申し子」藤井に勝つために、天才が一から出直したのだろう。

 (「▲8二金」に対して、藤井は長考。王を動かしたが、ここは「△3二角」と受けるべきだった。多分、A Iも「△3二角」を指示したはず)

 A Iが示す最善手との一致率はまだ分からないが、羽生の一致率が大幅に上がっているのだろう。

 (藤井が勝った第一局の時は、「指し手」と「ソフト『水匠』」を比較すると、藤井の一致率は78・3%。羽生は62・2%だった)

 良いか悪いか?分からないが、将棋の世界は「人工知能」に忠実なものが勝利する時代になった。

<何だか分からない今日の名文句>

「攻めは銀、受けは金」

その格言はA I 時代で終わった?