新入社員35人は多い?少ない?

 4月1日は毎日新聞社の入社式。
 今年は一般記者が23人、校閲記者1人、写真記者1人、営業・管理職6人、技術部門2人、デザイン2人の計35人が入社した。
 入社式で 朝比奈社長は「現場を大事にして欲しい」と訓示。
で、2日から新入社員研修。朝一番で、新しく主筆になった伊藤さんの「編集方針」。「日頃の積み重ねが大事。毎日新聞は社員に暖かい。思い切って記事を書け!責任は社が負う」と激励した。
 その後、僕が「新入社員の皆さん」と題して「出来の悪い記者の経験話?」を喋った。
 その後、首相官邸の見学。
 3日に若干の職場実習。4日に小川編成局長お得意の「新聞とソーシャルメディア」の講義があって、5日に研修終了。
 来週から、若者が各地に赴任する。
 新人研修は、我々の頃と比べると、大分、短い。
 「35人も取ったの?」と人事部の首脳に聞くと「やめる人も多いから」。
 団塊の世代が定年を迎えているからだろう。
 それにしても、新聞不況の最中、35人も採用するのは流石である。大不況の中でも、我が社は、業績が上向いているのだろう。
 販売、営業の力が大きいような気がする。
 それにしても、我々が毎日新聞を受けた時、我が社は朝日新聞とともに人気就職先ベストテンに入っていたような気がする……昨今、新聞業の人気は??
 その新聞業界、今日の最大のニュースは……「ミスタープロ野球」の長嶋と松井の国民栄誉賞ダブル受賞を上毛新聞が1日朝刊で、スクープした話である。
 1面に「長嶋、松井氏に国民栄誉賞」というベタ黒(黒地に白抜き)の見出し。記事自体は2面の天気予報の上に「球界から2人同時」という見出しで、本文26行。やや拍子抜けする扱いだが、とにかく、大スクープ!
 二人に関係の深い読売新聞なら分からないではないが。
 誰が漏らしたのか?様々な憶測が飛び回っているが、少なくとも、読売新聞では「幹部の首が飛ぶような事態」だ。
 それより、お見事なのは安倍内閣の巧みな世論操作。円安で輸入価格が上昇、1日以降、食品や電気・ガス料金などの値上げが続く。
 これを打ち消す「国民栄誉賞のダブル受賞」。 値上げ報道を沈静化させる。
 お見事、お見事(失笑)まだまだ、安倍内閣の高支持率は続く。

<何だか分からない今日の名文句>
「盛りの花も一時」だけれど