チョン・グァンリョルは、やっぱり名優だ!

 仕事場の小さな庭で、小さな梅が満開になった。
 「 雪が降る!」と言うのだが、現在、6日午前7時10分。隅田川には「雪のカケラ」もない。新宿や赤坂では、威勢良く降っているのに……不思議だ。
 昨日(5日)、ブログを休んだのは……実は「多忙」が原因ではない。実は、韓国現代ドラマ「太陽を飲み込め!」に夢中になってしまって…… 面白くて、面白くて……ブログを書く暇なんて、あるわけもない。今、見終わった。4日間で24作。 一日に平均して、5時間ほど見ていたことになる。
 このドラマ、 何が素晴らしいか?と言えば、何たって「チソンの美貌」である。鼻が良い。身元が綺麗だ。まさに「旬のイケメン」。いい男のいい映画。理由はない。
 韓国ドラマで初めての南アフリカ共和国ロケ。ヨハネスブルグを中心に、灼熱の荒野を駆け抜けるチソン!たまらないじゃないか。
 相手役には「雪の女王」「快刀ホン・ギルドン」のソン・ユリ。彼女はまずまずの出来。
 簡単なあらすじ。朴正熙軍事政権下の韓国。済州島に送られてきた元ヤクザの囚人・キム・イルファンが脱走し、地元の海女・ミヨンと出会う。一晩の出来事で、主人公 ジョンウが生まれる。両親の名前も知らぬまま孤児院で育った。
 成長したジョンウは、済州島に一大帝国を築こうとしている野心家のチャン・ミノ会長と出会い、人生で初めてのチャンスを得るのだが……実は、この悪徳の野心家が、彼のいなくなっていた父親だった。
 韓国ドラマ、お得意の「出生の秘密」と「復讐」。母と自分を貶めた父親に復讐する。そんなあらすじである。
 チョン・グァンリョルが「悪徳の父親」を演じた。「朱蒙」で、クムワ王を演じた俳優だ。
 悪役だが、スケールの大きさを、否応なく感じさせる。名優だ。
 最終回、笑いながら彼が見せた「一筋の涙」。名演技だった。
 世の中、海上自衛隊の護衛艦に中国海軍の艦船が火器管制レーダーを照射した、大事件が起こっているようだが……申し訳ない。しばらく、名演技の余韻を楽しもう。
 窓の向こうを見ると、隅田川に雪が舞っている。
 外出をやめて、今日は韓国版「白い巨塔」を見るとするか?

<何だか分からない今日の名文句>
脇役が大黒柱