サンデー毎日が手に入らない?

 9日朝、サンデー毎日が届けられた。
 このところ、サンデー毎日は話題が多い。ネットで知ったが「9月7日号」が発売された8月27日、都城市でサンデー毎日が購入できない状態に陥った。
 ネットによると……まだシャッターが閉まっている段階からマスクを着けた男性が開店を待っていた。その男性から「あなたもサンデー毎日を買いに来たのですか」と聞かれたという。ただならぬ雰囲気を察したAさんは、思わず別の雑誌を買いに来たと応じる。Aさんは別の店舗に向かったが、ここにも別の男性が並んでいた。結局6店舗回ったが、いずれも予約販売などで売り切れており購入できなかった……。
 多分、「あのスクープ」を消そう!としたグループがいたのだろう。
 まあ、「買占め」が起こるくらいが「活気」が良くって……でも、編集長以下、気をつけよう。
 編集長だった頃、僕も何度か、殺されそうになったから。
 そのサンデー毎日の今月号。最初に読む「潟永秀一郎の編集長日記」。嬉しかった。感激した。で、引用する。
 ♪愛する誰かとめぐり逢えたら 大事な生命(いのち)が世に報われる(涙の天使に微笑みを/歌・原由子)という歌詞を聴いて、「本当に、そう。桑田佳祐は天才」と涙ぐんだ女性がいた。少し意味合いは違うが、私はこのお便りを読み、深夜一人の編集部で目頭を押さえた。
 〈私、施設に入っている八十一歳の女性です。サンデー毎日はあまり見ることがなく、初めてと思いますが、楽しい記事がいっぱいで、これからも読ませていただきたいと思います。死にたいと、息子に言った過去があり、阿呆な母親。生きてて、良かった〉
  はがきを掲げて拝みました。私こそ、命が報われた思いです。ありがとうございます。部員・執筆陣にも伝えます。どうか1日も長いご健勝を、心よりお祈り申し上げます。
 生きてて良かった!
 嬉しいじゃないか。そう言われのが、記者、編集者の本懐だ!
 深夜、81歳の高齢者が書いてくれたハガキに、最敬礼してる潟永君の姿が目に浮かぶ。
 そう言えば、今週号、ちょっと気になった。
 「牧太郎の青い空白い雲」では「事実上の幹事長は『和歌山の角栄』二階俊博だ!」を書いたのだが、トップ記事の「安倍『独裁内閣』の全内幕 自民党『ハト派抹殺』が始まる!」とは見方がまるで違う。
 筆者の鈴木哲夫さんは「二階俊博を総務会長にしたのは、リベラル封じ」という見方だ。
 そうだろうか?
 二階さんの起用を、僕は「国土強靭化」という美名の下に展開される、「土建利権政治の完全復活」の証拠!と思っているのだが……鈴木さんの方が、情報源が豊富だが……
 もうじき、9日午前6時。
 例のテニスの全米オープン決勝戦。錦織は世界一になれるのか!
 でも、WOWOWを契約していないので……ああ、イライラする。

<何だか分からない今日の名文句>
日本一 次はその上 世界一
(小学生・錦織圭が詠んだ川柳)