「太祖王建・クンイェ帝国の最期」

 後三国(新羅、後百済、後高句麗)の英雄たちが、互いに覇権を争た「朝鮮半島・西暦800年後半から900年代始め」を描いた韓国時代劇「太祖王建」。
 つい夢中になって……21日は夜中まで、まとめて10話(約10時間)も見てしまった。(これから、少し眠るけど)
 何しろ、展開がスピーデイ。想像も出来ないショッキングなシーンの連続。気がつくと、朝になっていた。
 今(22日午前4時)見終わったのは「第110話 クンイェ帝国の最期」。
 クンイェは、新羅の王と側室の間に生まれ超天才。幼い時「妾の子」ということだけで、王宮を追われた。この時、事故で左目を失う。
 保護された世達寺で、10年余り学問と武術修行の日々を送っていたが「自分は弥勒の生まれ変わりである」と宣言。「弥勒の世界(平等の世界)」を開くために「寺の外の世界」へ旅立つ。
 そして、宗教家から政治家への転身。
 人道主義で民の信頼厚く、半島の3分の1の領土を握り「後高句麗」を建国する。
 ところがそのあと、何かにつけ疑い深くなり、皇后や我が子まで殺す暴君になってしまった。
 「第110話・ クンイェ帝国の最期」は……918年6月、側近の弟分、王建(このドラマの主人公)が、暴君ぶりに我慢できず、後高句麗王・クンイェ打倒のクーデターを起こす。
 政権の最期を覚悟して、独り皇宮内に残っていた王宮の実力者、クンイェの軍師(官房長官のような役回り)チョンガンは、ワンゴンが見守る中、自ら命を絶つ。
 一方、ウンブ(親衛隊長みたいな役回り)と共に、北門から逃亡した後高句麗王クンイェは革命軍に追われ、鳴声山の山中で包囲されてしまう。
 ワンゴンは「命は助ける。静かに余生を!」と説得するが、酒を飲んだあと後高句麗王クンイェは、ウンブに「俺を殺せ!」と命じる。
 そんな「あらすじ」だが……クンイェを演じるキム・ヨンチョルは秀逸だった。風格がある。「いぶし銀」のような渋さ。それでいて、天を恐れぬ「狂気」を披露する。名優だ。
 彼は「 最高視聴率60.2%」を支えた原動力だったのだろう。
 それにしても、どんなに優秀な人材でも「権力」を握ると豹変する。暴君になる。
 韓国でも、日本でも、アメリカでも……これは古今東西、変わらぬ真理。
 安倍さんを始め「驕る自民党」の面々、暴君になるなよ!

<何だか分からない今日の名文句>
権力者はいつも「孤独」に負ける