健ちゃんの『事件記者 今だから明かせる真相、そして裏話』は面白過ぎるぞ!

 「健ちゃん(中島健一郎)が本を出したぞ。お前も、ちょっぴりだけど登場している」と聞いたので、アマゾンに注文。26日午後、届いた。

 『事件記者 今だから明かせる真相、そして裏話』。

 (オンデマンド出版、194㌻、定価2200円)。

 健ちゃんは1968年、東大を卒業して毎日新聞社に入社した仲間。長野支局に赴任した時、日本中を震撼させた浅間山荘事件に遭遇。立て続けに「大スクープ」を取って、一年先輩の当方より早く、警視庁担当になった。

 健ちゃんは学芸部を希望していたらしいが……ヤマソウ(山崎宗次警視庁キャップ)から「君は事件記者にピッタリだ」と言われ、捜査1課、3課担当記者に引き上げられた。

 当方は「ヤマソウ」に嫌われたのか?健ちゃんより一年遅れて、やっと警視庁(捜査2課4課)担当になった。

 「ヤマソウ」の判断は間違いなく、健ちゃんは連日トクダネを書き、当方は連日(読売に)抜かれてばかりいた。

 健ちゃんは、毎日新聞の史上「特ダネを書いた事件記者」の一人だろう。

 その健ちゃんが「事件の真相」を本にまとめようと思ったのは……?

 「高齢者(今年5月23日に81歳)になって、朝方の4時、5時に目が覚めてしまう。『まだ起きるには早い』と布団にくるまっていると、走馬灯のように、いろいろな事件や出来事が頭をよぎる。昼間には思い出せないのに、それが実にリアルで細部まで脳裏に浮かんで来るのである。脳には過去の記録がちゃんと記録されているに違いない。だったら本にまとめてみようかと書き綴った」

 分かる、分かる。当方も、最近、眠れない。80歳と言う年齢はヘンに眠れないのだ。

 一日掛けて、全て読んだ。実に面白い。

 「三億円事件の犯人」がアイツだったのか?  

 ともかく、面白い!

  後輩記者だけでなく、毎日新聞の読者は是非、読んだらいい。「昭和」と言う時代がよく分かる。

<何だか分からない今日の名文句>

刑事さんが使う「隠語」は?

毎日土建屋、朝日エセ紳士、

読売与太者(笑)