孤独でも、孤立でもなく、名馬・タイキフォーチュンは亡くなっていた

 仕事場に数日前に届いていた「認定NPO法人引退馬協会の通信」を隅から隅まで読ませて貰い、思い出のタイキフォーチュンが亡くなっていたことを知った。

 2月21日、普通と変わりなく、朝5時から放牧。カイバを完食。午後4時頃、突如、立てなくなったらしい。

   安楽死が選ばれた。32歳だった。

 タイキフォーチュンには思い出がある。

 アメリカで生まれ、アイルランドで調教され、日本で外国産馬としてデビューした。

 毎日杯で優勝。1996年に新設されたNHKマイルカップへ挑戦した。

 このレース、18頭中14頭が外国産馬。話題になったのを覚えている。

 逃げたバンブーピノが作り出した前半1000メートル通過56秒7というハイペース。

 これを追いかけて、直線では鋭く伸びて最後は遊びながらNHKマイルカップ初代王者に輝いた。強かった。

 珍しく、馬券も取った記憶がある。

 このレースで記録された1分32秒6というタイムは、当時、東京芝1600メートル全体のレコードタイムである1分32秒4(オグリキャップの記録)にコンマ2秒しか違わなかった。

 毎年約7000頭の馬が競走馬として生産されているが……その晩年は様々。タイキフォーチュンは多くの人に看取られ亡くなった。

 「幸せ」を感じる。

 人間様をそう言う訳にはいかない。

 毎日新聞の【孤立死 「死ぬことだけは管理する あとはご自由に」という社会】という特集を読むと……

 <2924年11~6月に自宅で死亡した1人暮らしの人は全国で3万7227人(暫定値)。うち65歳以上の高齢者は2万8330人>

 俺も、一人で死ぬんだろう(笑)

 ダービーは5月30日のブログで「昨年の最優秀2歳牡馬クロワデュノールが強い!」と書いたが……その通りになって、また穴馬から行って大外れ(大笑い)

<何だか分からない今日の名文句>

最後まで 自分らしくと 

思うけど