Daily Archives: 2023年4月11日

五木寛之の「 流されゆく日々」が <四畳半襖の下張>事件を取り上げた!(12日多忙のため、ブログお休みします)

 10日の日刊ゲンダイの「五木寛之 流されゆく日々」は「面白半分という時代」。

 「面白半分」は1971年12月の創刊された雑誌。よく読んだ。

 作家の吉行淳之介が『朝日新聞』のエッセイで「『日本軽薄派』という雑誌を作ってみたい」と書いて、これを聞いた大光社の佐藤嘉尚という人が「面白半分」という雑誌を企画した。

 (その昔、宮武外骨が雑誌『面白半分』を出していたような気もする)

 初代の編集長は吉行淳之介。編集長は人気作家が半年毎に交代して、結構、売れていたような気がするが……。

 五木寛之さんは10日の「 流されゆく日々」の中で

 <「ハーフ・シリアスということだな」と吉行淳之介さんは言っていた>と書いている。 

 なるほど、シリアス過ぎると、飽きられる。(五木寛之さんは4代目編集長)

 「面白半分」と言えば、野坂昭如編集長時代、永井荷風作と言われる春本「四畳半襖の下張」を全文掲載したこと。

 「わいせつ図書」で摘発され、結局、この件が原因で「面白半分」は潰れた。

 どのくらい「真相」に触れるのか、わからないが、五木さんの「四畳半襖の下張事件」を詳しく読みたいのだが……。

<何だか分からない今日の名文句>

面白くてタメにならない雑誌?