Daily Archives: 2019年5月28日

「吉田茂・密約」を理由に、トランプ・安倍は自衛隊を「イラン戦争」に派遣する?

 安倍さんの「国辱的トランプ接待」はどうにも情けない!の一言だ。新天皇を利用した「おもてなし」。異常だ!

 多分、トランプ・安倍の二人の間に「何らかの密約」が存在するのだろう。「密約」をバラされては困る。そこで、必要以上に、安倍さんは「国辱的接待」に走る。

 経済摩擦解消に関する密約は、ある程度、想像できるが、深刻なのは「安全保障上の密約」である。

 今日発売のサンデー毎日の「牧太郎の青い空白い雲」では「戦争直後の吉田茂の日米密約」をバラした。(「トランプが「イラン戦争」を始めたら自衛隊は参戦する?」)

 この数日、トランプ・安倍の蜜月ぶりを見ていると、日本は(憲法違反を承知の上で)自衛隊をイラン戦争の現場に送り込むことだってあり得る。そんな気がする。

 というのも、日米には「戦争になったら、自衛隊は米軍の指揮下に入る」という「密約」が存在したからだ。占領終結直後の1952年7月23日と、54年2月8日の2回、当時の吉田茂首相は極東米軍の司令官と会談。口頭で「米軍の指揮下に入る」と約束した。

 朝鮮戦争(50年)で、苦境に立たされた米軍が日本に戦争協力を求め、それに応えたのだろう。「日米軍事協力」は今でも「横田空域」(新潟県から東京西部、伊豆半島、長野県までの1万2000フィートから最高2万3000フィートの高度の空域)では、米軍が管制業務を行っている。

 この「密約」は、すでに法的な力を持たないと思うが、2017年11月5日、トランプが大統領として初めて来日した時、大統領専用機で、米軍横田基地に到着すると、米軍だけでなく、自衛隊関係者を前に「私が大統領である限り、敵に対抗し、勝利に必要な(軍事的)資源を持てるようにする。常に、常に(米国は)勝利する」と訴えた。

 自衛隊を「我が兵隊」と言わんばかりの大演説。自衛隊は米軍の指揮下にある!と言いたかったのではないか?

 いずれにしても、イラン戦争になれば、自衛隊は米軍を武力支援するだろう。

 僕なりに覚悟して書いた。是非是非、読んでくれ!

 27日から、東海道筋で取材旅行。暑いけど、風が気持ちいい。

 

<何だか分からない今日の名文句>

旅行けば駿河の国に茶のかおり

(広沢虎造の『次郎長伝』)