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安室奈美恵のラストライブと「沖縄県知事選」は無関係だ!

 30日投開票の沖縄県知事選は激戦だ。

 琉球新報社、沖縄テレビ放送、JX通信社の3社合同の電話世論調査では、県政与党「オール沖縄」の前衆院議員の玉城デニーさん、自民、公明、維新、希望推薦の前宜野湾市長の佐喜真淳さんがほとんど横に並んでいる。

 二人の相違点は「アメリカと付き合い方」にある。日米地位協定をどうするのか?にある。

 沖縄はアメリカの植民地で良いのか?にある。

 (玉城さんは、地位協定に関して、最低飛行高度などを定めた航空法に、米軍が縛られない特例法を廃止し、国内法適用!を訴えている)

 地位協定を真剣に議論すべき時期である。

 だというのに、最近の話題は「引退した安室奈美恵」がどちらの陣営に付くのか?になっているらしい。右翼陣営は「オール沖縄が安室奈美恵を利用している」と言っているようだが、彼女のラストライブは沖縄県知事選とは全く無関係だ。

 アーチストは醜い政争に距離を置くもんだ。

 あえて言えば、彼女の気持ちは、翁長前知事が亡くなった翌日のホームページにあるのではないだろうか。

 〈翁長知事の突然の訃報に大変驚いております。ご病気の事はニュースで拝見しており、県民栄誉賞の授賞式でお会いした際には、お痩せになられた印象がありました。今思えばあの時も、体調が優れなかったにも関わらず、私を気遣ってくださり、優しい言葉をかけてくださいました。沖縄の事を考え、沖縄の為に尽くしてこられた翁長知事のご遺志がこの先も受け継がれ、これからも多くの人に愛される沖縄であることを願っております。心から、ご冥福をお祈り致します〉

 それだけである。

 両陣営とも、引退した芸能人を利用する暇があったら「地位協定の理不尽」を世界に訴えろ!

<何だか分からない今日の名文句>

沖縄人の関心度は?

「基地問題」41・6%

「経済、景気、雇用」26・7%

「医療、福祉」13・0%

「教育、子育て」が7・5%

(3社合同の電話世論調査)