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明治座「朗読劇・九十歳。何がめでたい」の三田佳子を応援したい理由?

 東京・浜町に住んで「久松小学校」に通っていた8歳のころ、通学途中の明治座の「しょんべん小僧」の池に落ちて、びしょびしょになったことを覚えている。

 芝居小屋「明治座」(久松座)は人形町、浜町、西両国界隈のシンボル的な存在で、小学生の時から、母に連れられて新派、新国劇を見て育った。

 (702ページの大作、藤田洋著「明治座評判記」を今でも机の隅に置いている。過去の明治座の「出しもの」を調べてみると、当時に世相がよく分かるので、原稿のネタになる)

 芳町、柳橋の料亭は揃って明治座の株を持ち、応援していた。(川口松太郎が直木賞を受賞した「風流深川節」が演目に入ると、明治座から、モデルの僕の実家「深川亭」に挨拶が来ていたのを覚えている)

 そんなこともあって、今でも株主。優待券が送られて来たので、22日、久しぶりに明治座に行った。

 「劇団設立80周年 梅沢富美男劇団特別公演」。研ナオコの「昭和の歌」、竜小太郎の踊りが良かった。9分の入り。まずまず。

 明治座は普通一ヶ月興行だが、合間を見て、新しいジャンルに挑戦している。

 11月30日(金)12月1日(土)の二日間は朗読劇「九十歳。何がめでたい」。

 125万部を記録した佐藤愛子さんのエッセイを「朗読劇」に仕立てる。演出は石井ふく子さん。

 で、佐藤愛子さんを三田佳子が演ずる。

 例の「倅の4度目の覚醒剤」騒動で、三田さん周辺には一部に「出演辞退」を勧める声もあるように聞いたが、何度も言うようだが「母親と成人した倅」は別人格である。

 女優三田佳子と「倅の犯罪」は無関係だ

 90歳でも元気!

 100歳になっても元気になる!

 そんな世相を、三田さん、どう演ずるか? 期待している。

 <何だか分からない今日の名文句>

佐藤愛子さん、曰く!

卒寿?ナニがめでてえ!

戦わないで

嘆いているのは甘ったれだ!