Author Archives: 牧 太郎

池上彰さんの連載がようやく再開!
朝日新聞社に「自由」が戻ったのか?
「朝日の社長」は記者会見せよ!

 3日の毎日新聞に「沖縄にこれ以上、基地はつくらせません」という青色の一面の意見広告が載った。
 「日本のどこにも米軍基地はいりません」「集団的自衛権の行使は認められません」という呼びかけが並んでいる。
 すべてが、毎日新聞の社論と合致しているわけでもないが、意見広告は「読者の広場」のようなもの。
 毎日新聞社は「自由」を大切にする。新聞は「言論の自由」が全てである。
 だから、僕もコラムで平気で毎日新聞を批判するし、毎日新聞も、平気で(堂々と)「僕の批判」を掲載する。
 ジャーナリスト・池上彰氏が朝日新聞に対し、連載「新聞ななめ読み」の中止を申し入れたことが明らかになった。
 月に一度の池上氏の連載『新聞ななめ読み』は、池上氏が一つのニュースについて新聞各紙を読み比べ、その内容を自由に論評する。
 8月末の予定稿では、慰安婦報道検証を取り上げており、『朝日は謝罪すべきだ』という記述があった。朝日幹部が『これでは掲載できない』と通告。池上氏から『では連載を打ち切ってください』と申し出たらしい。
 池上氏は、これまで『天声人語は時事ネタへの反応が鈍い』などの(実に的確な)批評を書いていたが、これまでは掲載されていたから、今回の反応は異常である。
 実は、この騒動、週刊文春が「池上彰氏が原稿掲載拒否で朝日新聞の連載中止を申し入れ」と題した記事を掲載。これを読んだ朝日新聞大阪本社社会部記者の武田肇さんがTwitterで「私は組織に忠実な企業内記者の一人ですが」と前置きしながら、「夕方、このニュースを聞いて、はらわたが 煮えくりかえる思いでした。極めて残念です」と投稿した。
 「はらわたが煮えくりかえる思い」は、もちろん、朝日新聞に対するものである。
 ところが、この身内の記者のTwitterが決め手になったどうかは分からないが……3日、一転して、朝日新聞は、池上氏の時評を掲載することになったらしい。
 当然である。新聞は「言論の自由」が全てだから。
 それにしても、朝日新聞は動揺している。
 果たして、朝日に本当の「自由」は戻ったのか?
 再三言うが、ともかく、朝日新聞社の社長は、従軍慰安婦問題の諸々で記者会見すべきだ。

<何だか分からない今日の名文句>
イエスはペテロとヨハネに言った。
「行って 過超(すごこし)の食事が出来るように
準備をしなさい!」(最後の晩餐の前に)