軍事ジャーナリストで、朝日新聞社の編集委員を務めた田岡俊次さんが3月27日、食道がんで死去。84歳だった。
田岡さんは特ダネ記者。多分、自衛隊絡みの「出来事」をみんな、知っていた。
一度だけ、田岡さんを抜いた「こと」がある。
日商岩井事件。1978年から1979年にかけて発覚した、ダグラス・グラマン社製の航空機導入を巡る汚職・疑獄事件。
日商岩井の幹部が裏金を工作し、日本の政府高官や防衛庁幹部に不正な働きかけを行った。
その中心人物は日商岩井の海部八郎副社長。海部さんの直属の部下、島田三敬常務取締役は6回の取り調べを受け、1979年1月31日「田中角栄を含む6人の政治家に対して裏の献金を提供した」と明かしていた。
島田常務は「明日、更に詳細を話す」と述べて、その日の取り調べを終えたが、彼は深夜、赤坂のビルの7階から飛び降りた。自殺だと思う。
何が起こったのか?
ある人物が「新橋の料理屋を洗ったら」とアドバイス。
調べると、島田さんは誰かと夕飯を一緒に過ごしていた。
夕食の相手は「海部」さん。それにもう一人?
田中角栄に親しい政治評論家の戸川猪佐武さんだった。
「二人と一緒にいたのは認めるが、記者として、内容は言えない」と戸川さん。
僕は「戸川さんと一緒」を書かなかった。でも「島田さん、自殺の前に海部さんと食事」はスクープだった。
田岡さんを抜いた?そんな気分だった。
「あの時」、何が話されたのか?
戸川さんとは、これが機に親しくなって、多くの政治家を紹介しても貰った……でも、最後まで「あの夜」のことは言わなかった。
<何だか分からない今日の名文句>
その後、地検は
田中角栄を捕まえたが
岸信介は事情聴取ない?
それを書けば良かった(笑)
