「戦争ごっこ」に向かったトランプ・アメリカはやがて「覇権国の座」から転がり落ちる!

25日、「月刊日本2025年7月号」が届いた。

 まず、主幹の南丘喜八郎さんの「巻頭言」を読む。

 今回は【勇気あり、志ある政治家に告ぐ! 石橋湛山の志を継承し、新党結成を目指せ!】。

 「新約聖書 マタイによる福音書9章」を引用していた。

 「新しい葡萄酒を古い皮袋に入れたりはしない。そんなことをすれば、皮袋は裂け、ぶどう酒が流れ出て、皮袋もだめになる。新しい葡萄酒は新しい皮袋に入れるものだ」

 米国製の古い革袋(自民党)を捨て去り、新たな革袋(新党)を作らなければならない!と南岡さんは主張する。

 「月刊日本」は超民族主義。当方とは大分「意見」が離れているが……「アメリカ離れ」を主張しているのは同じだ。

 「怒涛の中に漂う戦後日本」と言う特集では、昭和17年11月10日、中野正剛が母校・早稲田大学で行った演説「天下一人を以て興る」も引用している。

 ご存知だとは思うが、中野は東條英機に反対して逮捕され、自殺した人物。明治42年7月、早稲田大学政治経済学科を卒業し、同級生だった風見章とともに、東京日日新聞(現・毎日新聞)を発行していた日報社に入社した。だから、早稲田の頃から「この大先輩」が気になっていた。

 考えてみれば「令和」は「中野の時代」と似ているのかも知らない。

 地球の混乱の原因は(いろいろあると思うけど)トランプだろう。

 彼が「アメリカ第一主義」を言い出せば、言い出すほど、アメリカの国力がめちゃくちゃ低下する。

 でも……日本の政治家の大半が「この混乱」に気づいていない。

 困った、困った!

<何だか分からない今日の名文句>

日本の正気を分担せよ!

目醒めよ。

天下一人を以て興れ。

(中野は3時間の熱弁。

 終わるや、「都の西北」が

 大隈講堂をゆるがした)