実は……圧迫骨折の恐怖が

 8日午前、そろそろと、浅草橋駅前を歩いていたら、中年の女性から「新聞、読みました。大丈夫ですか?」と声を掛けられた。

 このあたりに、毎日新聞の愛読者がいるのか?しかも、僕のコラムのファンだという。感激だった。

 女性が読んでくれたのは、

 「牧太郎の大きな声では言えないが…孤独死の予感?」(2月6日夕刊)

 実は、先月26日、インフルエンザにかかり、麻痺している「右足」が動かなくなった。28日午前2時、汗をかいて、床のパンツを拾おうして、仕事場で転んでしまった。

 一人だったので、起き上がれず……「孤独死寸前の恐怖」を感じた。

 これを書いた。女性は、この「恐怖」を読んでくれたのだろう。有難い。

 でも…… 実は……大丈夫ではないのだ。

 転んだ時、腰をしたたか打った。痛みは無くなると思っていたが、痛い!

 3日、国際医療福祉大学三田病院で、レントゲンを撮った。

 骨折の気配はないが、福井先生によると「スポンジのような骨なので、しばらくすると圧迫骨折することもある」と言うのだ。

 要するに「骨」が潰れる?

 「静かにするしかない」というのだ。

 年をとると、骨が潰れることはまま、あるらしい。

 で、8日は「筋トレ」も「右手のリハビリ」も出来なかった。

 多分、 精髄圧迫ということはないだろうが……。

 <何だか分からない今日の名文句>

 一に看病、二に薬