ポップサーカスはオリンピック以上の「芸」!

週末、野暮用先の関東某所でサーカス小屋を見つけた。モールの駐車場に設置された大きいテント。

 ポップサーカス? 初めて聞いた名前だった。

 子供の頃、サーカスといえば、木下サーカス、キグレサーカス……読売新聞主催のイベントで、テントが立派なので、入ってみる気になった。

 素敵なショーだった。入って良かった。

 愉快な道化師、トランポリン、空中ブランコ……中国雑技団の軟体芸……オリンピック並みの、嫌々、それ以上の「芸」ばかりだ。大いに満足した。

 調べてみると、1996年12月に出来た団体で、今や日本三大サーカスの一つ。8ヶ国から招致したアーティストは美男美女。観客数はすでに500万を超えているそうだ。

 子供の頃、サーカスには何故か「裏寂しい」イメージがあった……ハラハラドキドキして、人間業とも思えない芸にびっくりしたが……旅から旅への子供達は、どんな生活をしているのか? 興味が湧いた。

 厳しい訓練なんだろう。

 言うことを聞かないと、親から「サーカスにさらわれちゃうぞ」と脅されたのを覚えている。

 実態は、どうなんだろう?

 オリンピック以上の「芸」を見せているアーチストだが、収入は?家族は? 子供の教育は?恋愛は? 結婚は? 怪我をしたら?入院は?年金は?

 「空中ブランコ」のリーダー、ダニエルさん(カナダ生まれ)はインタビューに「日本は大好きだ。でも、足のサイズが31センチなので、靴がどこにも売っていない」と嘆いていた。

 やっぱり、異国の生活は寂しいのかな。

 年末年始にかけ、ポップサーカスは 上尾、つくば、姫路と巡業が続く。

 さて、23日の菊花賞。携帯電話で観戦。サトノダイヤモンドが勝ち、武のエアスピネルが3着。まあ、良かった。

<何だか分からない今日の名文句>

旅のつばくろ 淋しかないか

おれもさみしい サーカスぐらし

とんぼがえりで 今年もくれて

知らぬ他国の 花を見た          

朝は朝霧 夕は夜霧

泣いちゃいけない

クラリオネット

ながれながれる 浮藻の花は

明日も咲きましょ あの町で

《サーカスの唄》

(作詞:西条八十  作曲:古賀政男)