大分県警の隠しカメラを暴く「TBS系の取材力」に脱帽!

 先々週発売のサンデー毎日。「牧太郎の青い空白い雲 583回・小池都知事は歓迎?沖縄で、大分で『警察国家の到来』」で、大分県警が、参議院選挙の候補者を支援する団体の敷地内に無断で隠しカメラを設置していた問題を取り上げた。

 警察なら何でも出来る、という「恐ろしい警察国家の到来」。恐ろしくなる。でも、多くのメディアはほとんど興味を示さない。

 がっかりしていたが、25日のTBS系が「県警が撮影した映像の一部を独自に入手」と報じた。

 大分県警別府警察署の署員2人が参議院選挙の公示前後に野党を支援する団体が入る敷地に無断で侵入し、隠しカメラ2台を設置し録画していた。TBS系が独自に入手した映像には、別府警察署内で、捜査を指揮する刑事官と捜査員が隠しカメラの設置方法について相談するやりとりも記録されていた。

 「ここにも木があるんですけど 、ここら辺につけますか? 」(捜査員)「うん、そうだな」(刑事官)

 動かぬ証拠である。

 大分県警は、カメラの設置に関わった別府署の幹部と署員を近く建造物侵入の疑いで書類送検する方針だそうだが、なぜ、隠しカメラをつけたのか?

 その動機を、警察庁は明らかにしろ!

<何だか分からない今日の名文句>

警察の年間予算約3.7兆円