社説は「本気」になって来た!

 11月25日の毎日新聞の社説「秘密保護法案を問う ツワネ原則」は秀逸だった。
 (社説は毎日、読んでいる訳ではない。だから、他にも「賞賛すべきもの」が多いと思うけど……)
 この社説は、国家機密の保護の一つの指針として「ツワネ原則」を重視せよ!と主張する。
 中身は、ネットで読んでいただきたいが。ツワネ原則は「国家機密の必要性を認めながらも、国が持つ情報の公開原則とのバランスに配慮すべきだ」と勧告している。
 具体的には、公開の規制対象は国防計画、兵器開発、情報機関の作戦や情報源などに限定していること。国際人権・人道法に反する情報は秘密にしてはならないこと……などの「原則」を挙げている。
 恥ずかしいことだが、僕は、この「ツワネ原則」の名称は知っていたが、中身は詳しく知らなかった。
 多分、多くの読者が知らなかったのではあるまいか?
 ということは、この社説は、新しいニュースであり、新しい具体的な提案になり得る。
 憲法違反の「特定秘密保護法案」を廃案にして、改めて「ツワネ原則」に沿って「新しい法案」を作る!という方法もある。
 実は「特定秘密保護法」に関して、我が毎日新聞は、本気で反対してるのか?疑問に思っていた。
 が、ここへ来て、反対の姿勢が鮮明になっている。
 今日26日の社説は「不十分な審議、強引な採決は許されぬ」と訴えた。
 国民の「知る権利」など、憲法上要請される大切な権利を侵害する恐れのある法案だ。徹底的に国会で審議を重ねるのは、国民の代表者としての国会議員の責務だ。会期末の近い今国会での成立に突っ走り、強引に採決するのは到底許されないーーと言うのが、毎日新聞の姿勢である。
 この法案に賛成した議員を落選させる!これしかない!
 今日発売のサンデー毎日「牧太郎の青い空白い雲」の「希代の悪法を阻止するには『藤原紀香』しかない」を読んで欲しい。

<何だか分からない 今日の名文句>
ベッチフォン(安倍さんの携帯)に負けないで!