「今治市 岩田健 母と子のミュージアム」

 今日10日は、昨日より寒さが厳しいらしいが、隅田川沿いの仕事場は、日差しがあってポッカポカ。昨日とは比べ物にならない。
 太陽は凄い。誰にも平等で……つい頭を下げてしまう。
 太陽がなくなったらどうしよう。
 (昨日の続き)「今治市岩田健母と子のミュージアム」に展示されている作品がやけに「暖かく」感じたのは作者・岩田健の人柄に関係するのだろう。とても優しい老人らしい。
 岩田さんは現在87歳。実家は埼玉県川口市の雑貨屋「土手の綿屋」。お父さんは東大卒の医者だが、頼まれて川口市長、初代埼玉新聞社社長を務めた人物である。
 その恵まれた環境に中で育ち、好き勝手?な趣味人だったが、第二次大戦で応召。苦労されたらしい。
 戦後、彫刻の道を進み、22歳の時、東京美術学校に演劇部を作り、以来、児童劇の脚本も書き続けた。
 慶応幼稚舎の教諭をしながら、精進した彫刻と児童劇。
 岩田さんの彫刻には、ほのぼのとしたドラマが隠されているような気がする。
 送られてきたアルバムを見ただけだが、例えば「私の兄さん」「初めて雪」と言った作品は、何か「舞台の一コマ」を見るような……。
 出来れば、春になったら見に行きたい。
 展示場は半屋外。ベンチがいくつも設置されて、瀬戸内の太陽の光や風を感じながら、ゆっくり鑑賞できるらしい。
 瀬戸内海がキラキラする日に行きたいな。
 (今治市岩田健母と子のミュージアムは
 今治市大三島町宗方5208-2TEL:(0897)83-0383)
 9日は寒くて、筋トレ以外、外出ゼロ。結果的に仕事場に籠り、原稿が進んだので……今日は午後、東大病院に行く以外は野暮用もない。
 遊ぶぞ!

<何だか分からない今日の名文句>
寒中閑あり