猛暑。「日経」のセールスのガンバリを見た

 19日は暑くて暑くて……朝、慈恵医大病院で、右手のリハビリを終えると、家に帰りたくない。
 節電に協力して、クーラーの設定室温を28度にすると、ほとんど効かない。
 だから、仕事場に帰りたくない。でも、執筆のための資料が仕事場に置いてあるので、やむなく帰宅。
 汗をかきながら、iPadに向かう。
 午後2時頃、中年の紳士がやって来た。
 名刺をだす。「日経メディアプロモーション株式会社 東日本本部 営業一部 ○○○男」とある。
 「日本経済新聞は大幅に紙面を改定したいので、説明したい」という。
 新聞の説明?
 新聞の押し売り?
 それにしては紳士的である。その昔、新聞はインテリが作り、ヤクザが売る、というありがたくない言葉があったが、新聞のセールスは大分、スマートになったのだろう。
 新聞の改定?
 聞いてみようか?と思った。が、原稿の締切が迫っているので、時間的余裕がない。
 「申し訳ないが、時間がない。日経は職場で読んでいるので、ここでは取らない」というと「そうですか」とサッサと帰って行ってしまった。
 紳士的な上に、淡白である。新聞の拡張には、向かないかも知れない。
 「紳士」が帰ってから、つくづく「営業は大変だなあ」と思った。35度近い猛暑の中、ネクタイを締め、一軒一軒、訪問して、新聞の勧誘。
 60歳ぐらいか?
 この猛暑は 身体に良い訳はない。
 僕だったら、放り出しているだろう。
 暑さに負けず、僕も頑張るぞ!
 それにしても、クーラーが効かない。汗が出る。
 暑さから避難することを決意した。
 iPadをリュックに詰め、日本橋の丸善で、本を買った後、馴染みのカフェに陣取り、午後9時まで、居座って執筆。
 クーラーが効いていて、軽井沢に居るような気分。
 このカフェの女性は優しくて美人。この夏は、このカフェに出勤することにしよう。

<何だか分からない今日の名文句>
節電の夏 もしかして「老いらくの恋」の夏(笑)