「撃ち落せ!」という世論

 週末(5日~9日)の福島紀行。ホテルの窓の向こうに、花粉がチラついている! と思っていたら……外に出たら雪だった。この週末、東北は寒かった。
 再開、再会の福島競馬は盛況だった。(馬券はちょっとマイナス)
 その帰り、最近、ハマっている「趣味の場」? で、たまたま「陸上400メートルを52秒で走る女性」と隣り合わせになって、チカラを貰った。
 海外遠征に向かうらしい。頑張って!
 さて、北朝鮮のミサイルが近づいて「過激なオピニオン」が登場している。
 例えばウオール・ストリート・ジャーナルのマイケル・オースリン(アメリカン・エンタープライズ研究所の日本部長)のコラム。
 「北朝鮮のミサイルを撃ち落とせ!」と主張している。引用する。
 北朝鮮による今月のミサイル発射実験で堪忍袋の緒は切れるのだろうか。2月29日に核及びミサイル開発実験の凍結でオバマ政権と合意したばかりの北朝鮮が、あからさまにこれを破棄し、弾道ミサイルの発射禁止などをうたった国連安保理決議に違反しようとしていることに米国政府は憤慨し、韓国政府や日本政府も対応に乗り出している。「実用衛星の打ち上げ」を装ってはいるものの、ミサイル発射実験であることに疑問の余地はなく、今や話題は新たな指導者、金正恩氏をいかにして処罰するかに移っている。
 今回、米国とその同盟国である韓国と日本は、北朝鮮のミサイルを撃ち落とすことを考えるべきだ。それで戦争になるということはなく、むしろ平和を維持するための最も確実な方法かもしれないからだ。将来のいかなる交渉よりも明確なメッセージとなるであろうその行為は、北東アジアにおける、より長期的な政治的解決にもつながる可能性がある。
 外交官たちはこの提案をとんでもないと拒むだろうが、今こそ毅然とした態度を取るべきである。その正当な理由としてまず挙げられるのが地政学だ。北朝鮮政権の上層部は、その対外的な顔を除いて全く変わっていないが、米国政府は金正恩氏と新たなスタートを切るチャンスがあると確信していた。「アメとムチ」のアメを差し出した米国政府は、近年でもまれなほど巧妙な北朝鮮の「おとり商法」に引っかかってしまった。(以下、略)
 世界が経済恐慌に向かうと、なぜか「交戦的な意見」が強くなる。不安だ。
 日本国内の世論はどうなっているのか?
 日本列島に落下する可能性は低いが、玄葉光一郎外相は「沖縄県など南西諸島上空を通過する可能性は排除されない」と言い続けている。
 迎撃?
 海上に配備されたイージス艦に搭載された迎撃ミサイル「SM3」が大気圏外のミサイルを迎撃する。打ち漏らした場合は、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)で着弾前に迎撃する。
 確実に迎撃できるのか?
 その結果は? 不安だ。

<何だか分からない今日の名文句>
ピストルの弾をピストルで撃ち落す?