大雪、41歳の銀、国の借金

 週末、大雪続く。
 15日から約1130世帯のほぼすべてが停電して「孤立」が続く群馬県南牧村では、隣の下仁田町へ通じる県道の除雪作業が始まったものの、開通の見通しは立っていない。孤立2日目。大変だろう。
 朝日新聞長野総局のツイート。
 「佐久市長の柳田さんは、除雪が必要な場所を写真付きでツイートしてくれるよう、市長みずから市民に訴えている。こういった災害情報の共有化、ほかの自治体でもできるんじゃないでしょうか。予算も必要ないと思うけれど(仁)」(16日20:30)
 確かに、工夫一つで、ツイッターで情報が共有化できる時代だ。
 五輪ジャンプで、41歳の葛西が銀メダル!
 冬季五輪史上最多7度目の葛西が、もう少しで金メダルに届きそな大健闘。 嬉しいじゃないか。
 ことし秋、当方、70歳になる。でも、70になっても、まだまだ可能性があるような気になった。
 「元気をもらった」というのは、こんな気分を言うのかなあ?
 ありがとう、葛西さん!
 それはそれとして、大ニュースに、「小さいが実は大きい出来事」が隠されているので、あえて、書いておきたい。
 例えば、国の借金の話である。
 財務省は10日、国債や借入金などを合わせた「国の借金」が、昨年12月末時点でこれまでで最も多い1017兆9459億円だったと発表した。
 国民1人あたり約800万円の借金を背負っていることになる。
 この数字、はっきり言えば、もっと早い時期に分かっている。(極端に言えば、元旦にわかっている)
 今年3月末には(何も手当がなければ)1038兆7000億円程度になる。
 わざわざ、都知事選が終わるのを待ち、オリンピックの季節に「1000兆円超の国の借金」を発表するなんて、ちょっと、狡い。
 バブル崩壊後の長期にわたる景気低迷で税収が減る一方で、高齢化で社会保障費が増え続けたのが原因だから、安倍さんだけの責任ではないが……
 安倍さんは、「今年は、経済、景気に重点を置く」と胸を張った。そして「デフレからの脱却」「強靭な国土づくり」「消費税後の景気回復」「オリンピックの準備」を挙げたが、この柱の中に、なぜか「財政再建」という言葉が消えている。
 おかしいじゃないか!
 消費税アップの目的は「財政再建」だったはずだ。
 このまま、バラマキと軍拡を続ければ、何時になっても、国の借金はなくならない。
 何故、消費税をアップしたのか?もう一度、考えて欲しい。
 まずは財政再建!のためではなかったか?
 で、今週のサンデー毎日の「牧太郎の青い空白い雲」は、「安倍さんは“偽ベートーヴェン”に似ている」と題して「財政再建」を故意に忘れたふりをする「安倍さんの嘘」を取り上げた。
 読んでくれ!

<何だか分からない今日の名文句>
“隠蔽”に五輪を使う「悪い奴」