2月の不安、 円安・ドル高の不安

 もうじき一月も終わる。消費税アップまで二ヶ月だ。
 でも、景気の良い話は……政権党と大企業、それに乗せられたマスコミだけ。
 中小企業の賃金アップなんて聞いたこともない。
 インド準備銀行(中央銀行)が28日、政策金利のレポ金利(市中銀行への貸出金利)を年7.75%から8%に引き上げた。
 嫌な感じがした。
 予想通り、トルコ中央銀行は28日深夜(日本時間29日早朝)主要政策金利である翌日物貸出金利を7.75%から12%に引き上げることを決めた。
 インドは7・75?8%。
 トルコは7・75?12%。べら棒な数字だ。
 トルコでは経済の先行き懸念と政治の混乱から通貨リラが急落しており、当然と言えば当然だが、日本に及ぼす影響が気になる。
 外国為替市場ではトルコの利上げ発表後、「安全資産」として買われていた円が売られ、1ドル=102円台から103円台半ばまで円安・ドル高が進んだ。
 アベノミクス派は、「円安で景気回復」を主張しているが、輸入産業は苦戦している。
 「1ドル103円」は異常だ、と僕は思う。日本は自動車産業だけの国ではない。
 輸入産業の苦戦が消費税アップ以降、景気落ち込みの原因になる。
 国会で議論するベキだが、29日のテレビ中継を見る限り、そんな気配はない。
 本当に、景気は回復しているのか?日本は大丈夫か?
 「ソチ五輪にテロ!」という未確認情報もあるから、2月初旬、中旬の「株価の動き」は目が離せない。
 29日は筋トレのあと、散歩。厳寒も一息。
 古巣になったJRAの春の人事が聞こえてきた。
 幹部の異動は流石!見事な人事だった。

<何だか分からない今日の名文句>
成功の秘密は「政策より人事」