①第一次世界大戦から100年
 最大の原因は「戦争記憶」の風化
②梅雨空に『九条守れ』の女性デモ

 今日7月28日は第一次世界大戦から100年である。
 100年前の1914年7月28日、オーストリアはセルビアに宣戦布告した。
 ことの起こりは、一ヶ月前、オーストリア=ハンガリー帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の世継、フランツ・フェルディナント大公が、ボスニアの首都、サラエボで「青年ボスニア」の民族主義者より暗殺されたことに始まる。
 この事件を処理する「外交」に世界は失敗。オーストリアの宣戦布告で世界大戦に突入した。
 このサラエボ事件が直接の原因だが、それ以外にも、世界が戦う「複合的な要因」が幾つも存在した。
 例えば、未解決の領土問題
 例えば、複雑な同盟関係(三国同盟、三国協商、日英同盟など)
 外交における通信の遅延、さらには、意図的な誤解
 各国の軍拡競争……
 何やら、今、日本が「集団的自衛権容認」に突っ走った「時代背景」とよく似ている。
 さらに分析すれば……開戦の最大の原因は「戦争の記憶の風化」にある。
 普仏戦争(1870年7月から1871年5月・フランスとプロイセン王国の間の戦争)から、数十年経っていた。その間、大規模な戦争が起こっていない。
 人々の間に「戦争記憶」が風化していた。
 今、安倍政権の恐ろしさは、まさに「戦争の記憶の風化」にある。
 このままでは……戦争の記憶を忘れた日本は、戦争に巻き込まれる。
 第一次大戦から、我々が、学ぶことは「外交」が勝利しなければならないことである。
 集団的自衛権を容認するのは、戦争当事国になることだ!
 みんなの力で、集団的自衛権容認を撤回させよう!
 明日発売のサンデー毎日「牧太郎の青い空白い雲」では、さいたま市内の73歳の女性が作った俳句「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」が「行政」の手で、消された!ことを書いた。
 戦争を反対する者に「言論弾圧」がやって来ている。
 是非是非、読んでくれ!

<何だか分からない今日の名文句>
第一次世界大戦は
戦闘員の戦死者は900万人
非戦闘員の死者は1,000万人
負傷者は2,200万人と推定される