2015年元旦 新年おめでとう!
ことしこそ、天皇陛下のお言葉を大事に!
(次回ブログは1月5日)

安倍政権(と言うことは、日本人の一部)の右傾化が、さらに進む中、2015年を迎えた。
新春早々、小難しいことを書いてしうまうが、日本は「正念場」を迎えている。
あの狂気の日銀総裁が言う「アベノミクスの正念場」ではない。
僕が言うのは「平和の正念場」である。
武器輸出を原則認める防衛装備移転三原則が閣議決定され、安倍政権は、武器輸出促進に向けた「段取り」を検討している。
「日本の安全保障のために」という建前で、我が国は「武器で儲ける国」を目指そうとしている。
防衛省は武器輸出のための「日本企業向けの資金援助制度」や相手国への訓練、整備支援制度の創設などを検討している。
官民一体の武器輸出である。
日本は「戦争を必要とする世界」に参加しようとしている。
すでに、平和憲法が機能しない状態に入った。
この事態を、誰よりも、心配されているのは、天皇両陛下ではあるまいか?そんな気がする。
天皇陛下は昨年12月23日の誕生日、記者団に対して、こう述べられた。
先の戦争では300万を超す多くの人が亡くなりました。その人々の死を無にすることがないよう,常により良い日本をつくる努力を続けることが,残された私どもに課された義務であり,後に来る時代への責任であると思います。そして,これからの日本のつつがない発展を求めていくときに,日本が世界の中で安定した平和で健全な国として,近隣諸国はもとより,できるだけ多くの世界の国々と共に支え合って歩んでいけるよう,切に願っています。
平和の継続が「残されたもの」の責任だ!と言われた。特に「近隣諸国」という言葉を選ばれた。
一昨年の誕生日でも「平和」を強調されている。
80年の道のりを振り返って,特に印象に残っている出来事という質問ですが,やはり最も印象に残っているのは先の戦争のことです。私が学齢に達した時には中国との戦争が始まっており,その翌年の12月8日から,中国のほかに新たに米国,英国,オランダとの戦争が始まりました。終戦を迎えたのは小学校の最後の年でした。この戦争による日本人の犠牲者は約310万人と言われています。前途に様々な夢を持って生きていた多くの人々が,若くして命を失ったことを思うと,本当に痛ましい限りです。
戦後,連合国軍の占領下にあった日本は,平和と民主主義を,守るべき大切なものとして,日本国憲法を作り,様々な改革を行って,今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し,かつ,改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し,深い感謝の気持ちを抱いています。また,当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います。
陛下は、1989年1月7日、昭和天皇の崩御により、55歳で第125代天皇に即位され時、即位後の朝見の儀にて「皆さんとともに日本国憲法を守り、これに従って責務を果たすことを誓い、国運の一層の進展と世界の平和、人類福祉の増進を切に希望してやみません」との勅語を発している。
元首である天皇は、平和憲法を何よりも大切にしている。
安倍政権の暴走を止めることが出来るのは、天皇、皇后両陛下の「自然体のメッセージ」ではあるまいか?
そんなことを考えて、元旦を迎えた。
皆さんに取って、健康で、平和な一年であることを念じております。

<何だか分からない今日の名文句>
平和は天空の掟