4人に1人の「投票」で“独裁”が始まる

 久々に、ツイッターを書いた。14日の投票日。午前8時48分。旅先のホテルで、投稿した。
 何故か、書かなければいけない!という衝動に駆られたからだ。
 【 春吉ジュニアの投票日 有権者が全員、棄権すれば日本の未来は<ただ一人、投票した>俺の思うがママ!と安倍さんが思っている。
 これが独裁者の本音。争点をボヤかして、棄権を増やす戦術。それに気づいて投票に行く雪国の貴方。呉々も「転ばない」ように。大事なのは御身】
と書いた。
 そして、いま、15日深夜。衆院選の結果を分析すると……。
 投票率は52・67%。戦後最低。
 「約2人に1人」が棄権した。
 小選挙区で、自民党の得票率(有効投票総数に占める自民党候補全員の総得票)は約48%だった。
 つまり「2人に1人」以下の人しか、自民党に投票していない。
 なのに、議席占有率は約75%!!!。
 自民党は、小選挙区に投票した人の「2人に1人」に満たない得票で、4分の3の議席を獲得したことになる。
 (比例代表では、自民党の得票率は約33%、議席占有率は約38%)
 一選挙区から1人を選ぶ小選挙区制は「死に票」が多い。民意が正確に反映されない。その証拠だ。
 それにしても……ザッと計算すれば、日本人の「4人に1人」しか、安倍さんを支持していない。でも、「安倍独裁政治」が可能になる。
 日本人の 「4人に3人」は安倍政治に反対か、あるいは、政治に無関心、ということなのに。
 投票日の朝、ツイッターで、
【 春吉ジュニアの投票日 有権者が全員、棄権すれば日本の未来は<ただ一人、投票した>俺の思うがママ!と安倍さんが思っている】とつぶやいたのは、そういう事だ。
 前回の衆院選の小選挙区でも、自民党の得票率は約43%で、議席占有率は約79%だった。
 最悪だった。そして、安倍独裁が可能になった。極端な日本の右傾化が可能になった。
 そして、また「4分の1」の日本人の支持だけで、安倍独裁が可能になる。
 これが、独裁のカラクリ!
 安倍独裁は、日本人が求めているものでは、断じてない。
 僕は「4分の3」の人たちの代弁者になって、意見を書き続けたい。
 安倍・自民党は、大新聞が言うほど「大勝」したわけではありませんゾ!

<何だか分からない今日の名文句>
「選挙」と言う名前のクーデター?