茶道裏千家の千玄室さん死去で、あの「粟田口吉光」の逸話を知った。
茶道の国際化と普及に努めた茶道裏千家十五代家元の千玄室さんが「お盆」の14日、亡くなった。
102歳。素晴らしい人生だった。
17日の東京新聞の一面コラム「筆洗」。
【茶道裏千家の前家元、千玄室さんは昔、学徒出陣で海軍に入った。家を離れる日の前夜、当時の家元である父に茶室に呼ばれ「粟田口吉光(あわたぐちよしみつ)」の脇差しを初めて見せられた】
「粟田口吉光」のことは興味がある。歴史上の大事件で、この「脇差し」が登場するからだ。
吉光は鎌倉時代中期の「短刀作り」。吉光は、安土桃山時代に豊臣秀吉に「正宗・郷義弘」と共に「天下の三名工」と評価されていた「職人」。
吉光作の刀は古来珍重され、織田信長や豊臣秀吉といった天下人が蒐集した。
その結果、本能寺の変や大坂夏の陣の戦災に巻き込まれて、焼けてしまう「脇差し」が多い。
まさか、千玄室さんのお手元にあるとは思わなかった。
ということは、豊臣秀吉の命で、千利休が腹を切った刀!ということなのか?
この情報、歴史好きの当方にとっては大発見!
玄室さんの父親が、この「短刀」を長男に渡した「理由」をあれこれと考えたりして……
コラム「筆洗」はいつも勉強になる。
さて、今日から「お盆明け」。暑さに負けず、頑張るぞ!
<何だか分からない今日の名文句>
東京新聞の購読料は
日本一安いのに(笑)