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安倍訪韓、知っていたのか?と言われても……

 24日昼、友人から携帯。「お前、安倍訪韓、知っていたのか?」

 エッ、何のことか、分からなかった。

 彼が言うには、安倍晋三首相がちょっと前、記者団に囲まれ「事情が許せば、韓国で2月9日に行われる平昌冬季五輪開会式に出席したい」と話したというのだ。知人は、23日の毎日新聞夕刊の「牧太郎の大きな声では言えないがタイミングが全て!」を読んでみると、まるで「安倍訪韓」を念頭に書いているとしか思えない!というのだ。

 「23日夕刊のお前のコラムが出て、24日の産経新聞朝刊が“訪韓の方向”を書き、安倍が“訪韓の意向”を明らかにする。これ、出来レースじゃないのか?」と疑っている。

 「偶然だよ」と答えたが、そう見えるのか? 問題のコラム、ここに載せるから、判断してくれ。

 【2018年1月23日 毎日新聞夕刊】

 牧太郎の大きな声では言えないが・タイミングが全て!

 1988年ソウル五輪。あの時、北朝鮮は妨害するため、女性工作員・金賢姫元死刑囚を使って大韓航空機爆破事件(87年11月29日)を起こした。30年経って……朝鮮半島の情勢はさらに複雑化している。

 北朝鮮は南北会談で「平昌冬季五輪に選手団を派遣する」と表明。国際社会に「対話と和解」のジェスチャーをことさら示した。多分「裏」がある。水面下の交渉で「約束事」がなければ、五輪という大事な“外交カード”を使うことはない。

 その「裏」が何なのか? 安倍内閣は正確に捉えているのか。中国、ロシアでは「南北会談が緊張緩和につながる」という世論が広がり、トランプ米大統領まで「(金正恩朝鮮労働党委員長と)私は恐らく良好な関係を築いている」と話したという。

 日本は相変わらず「日米韓が連携しながら、北朝鮮に政策を変えさせるためにあらゆる手段を講じて、圧力をかけていきたい」(菅義偉官房長官)である。

 五輪は歴史を変える。

 88年ソウル五輪は(大韓航空機爆破事件が起こったが)アメリカ、ソ連両陣営が顔をそろえ「東西和解」の大会になった。開催国・韓国は反共政策を修正。ソ連、中国など共産圏諸国との国交正常化につないだ。

 朝鮮半島の情勢は複雑極まりない。しかし、五輪には「政治的利用価値」がある。

 開催国・韓国との間で「慰安婦合意見直し」問題が起こって、安倍晋三首相の平昌五輪開会式出席は微妙になっている。しかし、朝鮮半島の緊張は「圧力一辺倒」では解決しない。行くにしろ、行かないにしろ「五輪」を利用しよう。

 外交は「事の善悪」ではない。「正義」は国によって違う。

 外交政策は“決断のタイミング”が全てである。それが正しかったのか、間違ったのか?が問われる。

 話がガラリと変わって恐縮だが、僕が「安倍訪韓」より心配していることがある。フィギュアスケートの羽生結弦選手のことである。

 本当に、けがは治ったのか? 一部だと思うが「テレビの視聴率のために、羽生は無理やり出場することになる」という“解説”を聞いた。

 無理をして選手生命を短くしてしまうとすれば……復帰のタイミングが全てではないか?

<何だか分からない今日の名文句>

コラムもタイミング?