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「品格」が求められるのは「横綱」ではない!嘘八百の政治家だ!

 29日、横綱・日馬富士関が現役を引退した。

 約30分の記者会見。ほとんどのテレビが情報番組の中で、完全中継した。

 暴行に至った経緯を問われると「先輩横綱として、礼儀と礼節がなっていないと思い、直すのが先輩の義務だと思っている。しかったことが、彼(貴ノ岩)を傷つけ、世間を騒がし、ファンや協会に迷惑をかけることになった」と説明した。

 「横綱」として、正しいことをやった。指導が行きすぎた。「横綱」だから引退した、というのだ。

 キーワードは「横綱の品格」である。

 なぜ、大相撲は「品格」を大事にするのか?

 それは、「國技舘」という名前に深く関係する。

 明治42年、大相撲は常設館を建設。この名称を板垣退助伯爵を委員長とする常設館委員会で話し合ったが「適当な名前」が見つからず、決まらなかった。

 だから、開館当所は看板に「両国元町常設館」と書かれていた。

 これが国技館になったのは、当時の人気、江見水蔭が執筆した開館式の案内文に「相撲は日本の国技なり」というクダリがあったからだ。この頃、「国技=大相撲」という概念は無かった。

 当時年寄で検査役でもあった尾車(元:大関大戸平)が、この宣伝文をヒントに「国技館で行こう」と提案した。

 で、大相撲は国技になった。剣道でも、柔道でも「国技」と名乗れば「国技」になれた。

 「国技」だから、国の支援が必要だ!という理屈で、大相撲は税制面の利益を受ける。

 その代わり「品位ある存在」にならねばならなかった。

 大相撲の「品格」は、興行の為の「カッコ付け」である。

 別に、文句を言うわけではないが、相撲取りは「品格」というストレスに苦しんでいる。可哀想である。

 力士に「品格」を求めるなら、政治家はカッコで良いから「品格の欠片」ぐらい持ってくれ!

 国会は詐欺師のオンパレードじゃないか!

<何だか分からない今日の名文句> 

「アフリカは黒」と言ったら議員引退だ!