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第二の西山事件にするな! 前川さんを「恐怖政治」から守れ!

 週末は何処へ行っても「前川の乱」の話ばかり。

 学校法人「加計学園」をめぐり、「総理のご意向」などと書かれた文書。今年1月まで文部科学事務次官だった前川喜平さんが「あの文書は、私自らが、担当課から説明を受けた際に示された」と証言した。本物である。

 「内閣府の言い分は、『トップダウンで決めるから文科省は心配するな』ということだ、と受け止めた」「踏むべきステップを踏めず、筋を通せなかった。『こんなことは認められない』と、私が内閣府に対して強く主張して、筋を通すべきだった。反省している」

 前川さん、痛恨の出来事だったのだろう。

 この加計文書を、菅義偉官房長官は「怪文書みたいな文書じゃないか」と言い、松野博一文科相も「該当する文書の存在は確認できなかった」と言っていた。が「あるものが、ないことにされてはならない」。前川さんは覚悟した。

 読売新聞の「出会い系バー」追及記事に、ものともせず「真実」を話した元高級官僚に感激した。

 土曜日朝、毎日新聞大阪本社の仲間から「安倍内閣は第二の西山事件にしようとしている」という電話を貰った。

 毎日新聞政治部の西山先輩は沖縄返還に関する「秘密文書」をスクープしたが、時の佐藤栄作内閣の「不倫キャンペーン」の餌食になって、逮捕されてしまった。前川さんだって、逮捕されるかも知れない。

 前川さんは、事務次官だった今年1月、文科省の違法な「天下り斡旋」問題に自ら関与していたとして、減給処分を受け、引責辞任している。

 その辞任のきっかけとなった「天下り斡旋問題」(吉田高等教育局長の早稲田大学への再就職)は吉田局長が「加計の獣医学部新設」に強硬に反対したことにあった。

 一度は、前川さんは内閣の世論操作に屈したが、辞任した今、状況は変わっている。

 前川さんは「公益通報者保護制度」で守られるべき人物、と僕は考える。

 官房長官が「出会い系バー通い」ばかり、批判して、本筋で反論しないのは「前川の乱」に慌てている証拠だ。

 さて、28日は東京競馬場で日本ダービー。馬券は外れたが、楽しかった。やっと、ダービーを制覇した名人・藤沢調教師の「涙」に感動した。(知り合いなので知っているが)藤沢さん、定年まで、あと5年。良かった。良かった。

 「最高レベルのお方」もダービーを観戦していた。

 今までの付き合いから、挨拶に行くべきか?と思ったが、やめた。この「お方」を、僕は「安倍さんの暴走」を諌める存在と思っていたが……今や、ご本人が暴走しているのではないか?

 お会いしたら「権力は腐敗する!」と言いそうで……やめた。

 この「お方」と一緒に観戦された知人が、逆に、僕のところへ挨拶に来られた。申し訳ない。

 「彼は元気でしたよ」

 競馬観戦で「前川の乱」など気にしていない!とアピールしたいのか?

 「お方」の近くに「副総裁」「国会対策委員長」も居た!という情報もある。

 「正念場」が、やって来る。

<何だか分からない今日の名文句>

新聞に「謀略記事」を書かせる

安倍内閣は北朝鮮以下?