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日本は「皇室を戴く民主社会主義」。承継の儀に女性大臣が出席、女性皇族が欠席!の大いなる矛盾

 素晴らしい「お代替わり」の一週間だった。

 上皇の、新天皇の「お言葉」に感動した。お二人が「平和」を熱望された。憲法を重視された。

 「万邦無比の国体」を理由に掲げ、戦争に突入した「過去」をはっきり否定された。

 柔らかな表現だが、安倍内閣の全体主義、軍国化政策に「天皇家」は、はっきりNO!と言われた。

 素晴らしい「お言葉」だった。感動した。

 日本は「皇室を戴く民主社会主義の国柄」と認識している。「皇室の存在」が万人の自由・平等を保証している。それを理解して貰うため、天皇・皇后・皇室の人々は「己の自由」を制限されている。

 日本国の象徴・天皇陛下は、唯一「基本的人権」を放棄した「存在」なのだ。

 政治家は常に劣化する。今も、昔も「権力」は必ず「腐敗」する。

 しかし、天皇家には「劣化」が許されない。「腐敗」が許されない。「自由」がないから「劣化」しない。「自由」が無いから「腐敗」しない。

 これが「万邦無比の国体」ということなのだろう。

 今も、昔も、時の権力は「皇室」という権威を利用する。明治維新という美名の下で、長州は「天皇」を利用して戦争に突入した。そして、多くの日本人が犠牲になった。

 その「長州支配」(「田舎官僚支配」と言っても良いだろう)に、天皇家は「穏やかな表現」で反発されている。それは、日本を戦争に巻き込まれないためである。だから「お代替わり」のお言葉で「軍国化反対!」と述べられた。

 日本は「長州支配」で、特に安倍内閣の下で、封建主義化した。民の格差は拡大。お金持ちの天下だ。

 それで良いのか?

 天皇家は「一部の権力者」が優遇される「長州支配」を否定され、自由・平等な「真の民主社会主義」を求められた。

 上皇は「生前退位」という革命で、国民に対し「皇室を戴く民主社会主義」を強く訴えられた。

 素晴らしい 「お代替わり」の一週間だった。上皇さまに感謝したい。新天皇に感動した。ありがとう御座いました。

 でも……一つだけ、気になることがあった。

 「剣璽等承継の儀」のことである。

 安倍内閣は、明治以来の伝統を踏襲し?皇族の参加者を「皇位継承権を持つ成年男性」に限定した。

 これは明確な男女差別である。

 女性は「母」である。何よりも大事にしなければならない。

 男女差別を無くすのが「皇室を戴く民主社会主義」の務めだ。上皇は「愛子天皇」を希望されている、と聞く。

 形だけの男女平等を演出したい安倍内閣は、片山さつき地方創生担当相を出席させた。違和感を持った。

 新聞は「剣璽等承継の儀への女性の参列は憲政史上初」と無批判で報じたが、女性皇族参列を拒否して、女性大臣の参加を認めた安倍内閣は間違っている!

 皇室より内閣が上!とでも言いたいのか?

 「安倍一強」の人々は勘違いしている。

 さて、10連休も半分。競馬ファンの当方、「令和最初のGⅠレース」に参加するか?悩んでいる(笑)

 

<何だか分からない今日の名文句>

「女性大臣が一人だけ」も異常?