Author Archives: 牧 太郎

「三つ揃い」で有馬記念

 22日は有馬記念。
 背広嫌いの当方だが、珍しく「三つ揃い」で行った。歴史に残る、凱旋門賞2着2回の名馬・オルフェのラストランに敬意を表するには「三つ揃い」が相応しい、と思った。
 それに、もしかして「世界に羽ばたくマー君」と一緒に写真を撮ることになったら、やっぱり「三つ揃い」が良い。これも、勝手な判断(笑)。マー君は「2013年最大の男ぶり」だから。
 今年も経済界を牽引してくれた経済連のトップリーダーとお会いした。
 実は、彼が「特定秘密保護法案の成立」を高く評価したことに違和感を感じていた。競馬観戦の最中に「野暮だ!」と思いながら、「僕は、あのコメントには反対です」と話させていただいた。
 経済活動にとっても「秘密法」が足枷になることを認識していないのでは?と思った。だから、率直に、話させてもらった。
 「秘密は必要だ」と先方。「必要だが、問題はその中身だ」……と議論になり、先方は不機嫌そうだったが……礼を尽くして、持論を申し上げた。何時ものようなセーター姿でなくって「三つ揃い」で良かった。
 幾分、気まずくなったので「お嬢さんは?」と話題転換。「ハワイに行っているはずですよ」と笑顔。
 お嬢さんのことになると、彼はいつも上機嫌だ。
 マー君とみんなと一緒に記念写真。「馬券は買ったの?」と聞くと「もちろん。でも、外れてばかり」とマー君。
 そのマー君が「ゴールシップ」を買った有馬記念。(「楽天ゴールデンイーグル」だから?)
 後方から5番手にゴールドシップ、その直後にオルフェーヴルがつける展開。
 4コーナーから直線に入ると、オルフェーヴルが馬なりで、先頭に立ち、力強い伸び脚で後続を大きく大きく突き放す。
 後方から伸びてくる馬はいない。ウインバリアシオンに8馬身差つける圧勝。約12万5000人から地鳴りのような「オルフェコール」が巻き起こった。
 「若干…というか、けっこう行きたがったのですが、ゴールドシップの後ろで“我慢してくれ、我慢してくれ”と思いながら、道中は進んで行きました」と池添。
 ホッとした表情だった。
 午後5時過ぎに始まったいたオルフェーヴルの引退式。6万人も残っていた。
 JRAの「打ち上げ」に参加させてもらった。今年の売り上げは前年を上回って、笑顔、笑顔。JRA職員の努力、工夫が形になった。(今日23日が「ことし最後の開催」。阪神カップはサンカルロで勝負!)
 仕事場に戻って、フィギュアスケート全日本選手権。羽生結弦が2連覇。来年のソチ五輪代表に内定した。町田樹が合計277.04点で2位。五輪代表入りを確実にし、問題は「第三の椅子」。
 3大会連続五輪出場を狙う高橋大輔は4回転ジャンプで転倒、5位。演技途中で右手から出血するアクシデントもあった。
 さて、どうなるか?

<何だか分からない今日の名文句>
文字より、映像より
「地鳴りのオルフェコール」