「第二の山上」「第二の木村」が出る予感?若者は「世襲万歳!」に苛立っている

 岸田首相襲撃犯の木村隆二容疑者の「動機」が少しづつだが、分かってきた。

 木村容疑者は昨年6月「年齢制限で参院選に立候補できないのは憲法違反だ!」と国に損害賠償を求めて神戸地裁に提訴。その訴訟の中で安倍元首相の国葬実施や、安倍元首相と統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係を批判していた。

 多くの日本人が「安倍国葬」に反対していたのに、岸田さんは「強行」した。

 それが許せなかった。木村容疑者は「これは民主主義への挑戦。許されることではない」と主張している。

 つまり、「安倍悪政」に対する「苛立ち」、「アベ悪政」を継承する岸田さんに対する「苛立ち」。これが犯行の動機ではなかったのか?

 安倍狙撃の山上容疑者と似ている。

 今、多くの若者が仕事を無くしている。貧乏だ。

 食べられない。遊べない。結婚できない。

 その一方で「持てる層」は愉快な人生を送っている。

 その最たるものは「世襲議員」である。

 統一教会などの宗教組織票も必要だが、世襲組は親から貰った『地盤』『看板』『カバン』を持っているから、楽々、当選。愉快な人生を送れる。

 政治の世界に限らず、どの業種でも「世襲組」が幸せだ。収入が保証され、愉快な人生だ。

 その「生まれながらの格差」。二人の容疑者は、それが許せなかった。

 (安倍さんも、岸田さんも三代続く「世襲組」だ)

 二人の容疑者の言い分に同情する向きもあるだろう。

 同じように「テロしかない!」と思い込む若者。これからも「反世襲組のテロ」が起こるような気がするのだが……

 4月19日のブログ

 <意外にも大苦戦?「親の七光り」ばかり言われる「岸信千世さん」は気の毒だ!>の中で 「世襲立候補を禁止したら」と書いたが、このまま「世襲組」だけが、幸せになったら「一揆」が起きるぞ!

<何だか分からない今日の名文句>

最悪なのは「貧乏の世襲」