僕、中小企業の皆様なの?ヘンな「お知らせ」を送らせる「自分だけファースト知事」に辟易する!

 25日朝、東京都が中心の「2020物流TDM実行協議会」なる組織から「中小企業の皆様へ 大会に向けた準備を始めましょう」という手紙が届いた。

 2020年7月から8月までのカレンダーが入っている。

 東京五輪中「対策」をしないと「仕入品が届かない」「電車が遅れる」「満員で乗れない」ということになりますよ!という「お知らせ(脅し)」だ。

 東京五輪の延期が正式に決まった翌日の朝!というタイミング。「延期」は事実上、一ヶ月前に決まっていたのに。無駄なことをするもんだ。

 (それにしても、相手側を「中小企業の皆様へ」と呼ぶ。不愉快な表現じゃありませんか?第一、僕は「都民」だが、中小企業という認識は持っていない)

 この日の新聞は「東京五輪延期コスト(組織委員会、都、国)は数千億円」というようなことを書いている。

 はっきり言って、チッポケな金額じゃないか!

 今回のコロナ不況で、民間、特に(都庁がいう)中小企業を含め、トータルで「一兆円を超える」被害を受けている。

 例えばエンタメ業界。1550の公演が中止・延期で450億円が消えた。(興行中止は保険の対象外らしい)「Kー1」が興行を強行する気分も、ちょっぴり分かる。

 桜が散れば、4月、5月、各地で零細企業の連鎖倒産が続くだろう。

 偉そうなことを言う週刊誌も売れないし、偉そうな新聞社も、出版社も潰れるぞ!

 東京五輪延期決定で「感染者隠し」作業(検査拒否)が終わって、マトモな検査が可能になったので、当然ながら「感染者」急増。慌てた小池百合子(都知事)は26日夜、緊急会見。「今週末、不要不急の外出を控えること」「イベント自粛!」と訴えた。

 何を今更!

 でも、御本人は平気の平左だ。

 小池さんは「コロナ禍」を最大限に利用して、再選を目指す。

 ああ、自分だけファースト!

 嫌だ嫌だ。

 

<何だか分からない今日の名文句>

一ヶ月遅れのパフォーマンス