「無理が取れば」名騎手だって落馬する。無理な「桜を見る会」はどうだろう?

 11月4日、浦和競馬場で行われたJBCレディスクラシック。スタート直後に戸崎圭太騎手が落馬した。

 一枠一番の逃げ馬「モンペルデュ」に騎乗していた戸崎に、スタート後しばらくして外側にいた「タイセイラナキラ」の矢野貴之騎手が内に切り込んだ。

 両者、譲らない。何しろ、賞金がべら棒に高い。

 お互い譲らないまま「モンペルデュ」が「タイセイラナキラ」と内ラチの間に挟まれた形で、戸崎が前のめりに落馬した。

 瞬間、満員の浦和競馬場のスタンドから悲鳴が上がった。(お客さんは約3万人。ぎっしりだった)

 「矢野が強引だった」と知人は言うが、その場に居なかったので、何とも言えない。

 が、関係者はこの種の「アクシデント」を予測していた!と言う向きもある。

 ともかく、浦和はコースが狭い。観客席がスタート地点に近い。歓声が大きかったのが、両馬接触の原因だったのではあるまいか?

 事実、JRA騎手の中に「浦和は怖い」と言う騎手もいる。

 大レース(GⅠ)はやっぱり大きい、走りやすい競馬場でやるべきだ。「浦和」は無理だった。

 戸崎さん、意識自体はあったらしいが、激しい出血。右肘の開放骨折。手術は成功したが、いずれにせよ「名騎手・戸崎」は当分、走れない。残念だ。

 今回のケースは「無理が通れば道理引っ込む」の類だろう。「儲けよう」とする競馬産業の面々が「ちょっとぐらい窮屈なコースだが、多分、大丈夫」と判断したのだろう。

 この判断ミスが大事になった。人の命が掛かる競馬では、関係者の「道理外れの判断ミス」が悪徳なのだ!

 世の中、権力者が「無理」ばかりしている。「道理」が消えた。

 例の「桜を見る会」に、山口県の選挙民を850人も招待した「無理な選挙活動」の安倍首相。

 「自分ファースト」の最高権力者、本来なら「落馬」するハズだけど……どうだろうか?(笑)

 

 

   <何だか分からない今日の名文句>

     でも、安倍一強の世の中、

    「道理そこのけ無理が通る!」