関西電力の「3億円賄賂」事件。「受け取りは06〜10年」と訂正した理由?

 令和元年10月1日は「悪魔の消費増税」が我々に勝利した「悲しい記念日」。やるせない気分だ。

 この話は今後も書くつもりだが、今日のブログは……関西電力の八木誠会長や岩根茂樹社長らが、高浜原発が立地する福井県高浜町の森山栄治元助役(3月に死去)から約3億2000万円相当の金品を受け取った問題。

 原発マネーが還流して、関電のトップが私服を肥やした? 大事件である。(関電には、何人か「知り合い」いるが、多分、彼らは無関係だと思う)

 これまで報道されたことが事実であれば「会社法の取締役に対する特別贈収賄罪」「特別背任罪」に該当するだろう。

 関電側は当初、八木会長ら20人が2011年から18年に約3億2000万円相当を受け取った!と説明していたが、その後、八木会長はテレビのインタビューで「金品を受け取ったのは2006~2010年だった」と訂正した。

 肝心の「受領の時期」を間違うなんて、おかしい!

 多分、刑事責任を追及された場合「時効」を主張するつもりだろう。

 特別賄賂罪の時効は5年、特別背任罪は7年。

 関電幹部は「キーマンの元助役が3月に90歳で死去しているので、刑事責任を問う捜査はない!」と思っていたらしいが、世論の動向は微妙?

 そこで捜査が進んでも「時効の壁」で生き延びよう!と思ったのであるまいか?

 それにしても、昨今の日本、権力者がやりたい放題である。

 首相は堂々と権力を私物化し、国会で平然と嘘をつく。官僚は国民そっちのけで、首相と「お友達」に奉仕する。

 国有地払い下げ不正、隠蔽、改竄……何でもあり。

 関電のトップが「このくらいは良いだろう」と勘違いしてもおかしくない。

 とにかく、日本国は腐っている。

 

<何だか分からない今日の名文句>

役人の骨っぽいのは猪牙に乗せ

(骨っぽい役人はカネではダメ。

吉原に連れて行き花魁のお色気で?

「猪牙」は吉原への快速舟のこと)