「殺(と)れい 殺(と)れい! 殺(と)ったれい!」

 今日(7月9日)発売のサンデー毎日のトップ記事は「参院選 124議席「当落」完全予測 ほくそ笑む安倍政権 安定過半数確保の最新事情」。

 自民党は改選78議席から「マイナス3」と予想している。

 どうだろうか?

 問題は投票率。上がれば、事態は変わる。

 このトップ記事より、面白かった!というより、感動したのが、映画史研究者・伊藤彰彦さんの <関根忠郎一代記>である。

 あの「殺(と)れい 殺(と)れい! 殺(と)ったれい!」の名文句を書いた名コピーライターの一代記である。

 この文句、「仁義なき闘い 広島死闘編」(1973年)のキャッチだったが、親しくしてもらっていた菅原文太さんが特別、気にいっていた。

 どんな人が洒落たコピーを考案するのか?と思っていたが「関根忠郎」という人物だったのか?知らなかった。

 それに、この文句には「拳銃(ガン)が焼きつくまで撃て!」と続くことを忘れていた。

 何しろ、関根さんの作品は七五調でも、そうでなくても、鮮明に記憶に残る。

 ヤクザ映画全盛の頃をしばし、思い出した。

 文太さんも亡くなった。文太さんの「角刈り」を担当した「カリスマ美容師」も亡くなった。

 この号の【牧太郎の青い空白い雲 726回】は

 <暴力団問題より気になる「芸人の金欠・公務員の金満」>

 もう時効!と考え、その昔、某大物演歌歌手と「熱海の大親分」の「秘密」を目立たないように、そっと書いてみた(笑)。

 関根さんのように、洒落たタイトルにすれば良かったけど。

 

<何だか分からない今日の名文句>

「映画が映画であった時代」があった