南丘喜八郎著「赤子が泣くのは 俺の心が泣くのだ」を読んでいる

 安倍か?小池か?  衆院選の選択は、最低にして、最悪。どうしようもない。

 「傾城と行灯、昼は見られず」だ。

 いくら装っても、お天道さまの下では、とても見られない「最悪の景色」?

 枝野さんが立ち上げた新党「立憲民主党」はどうだろうか?筋を通した!という意味では、評価できるが……何しろ、数が少ない。

 産めよ!増やせよ!立憲民主!

 4日午後、商用でやって来たサラリーマン氏が「小池さんが嘘つきということは、結局、自民党ということになるんですか?」と言う。

 「それが最悪の選択なのだ!」と力説したが……

 「立憲民主党+共産党」に神風が吹けばいいのだが。

 興味のある人物の一人、南丘喜八郎氏から、彼の著書「赤子が泣くのは 俺の心が泣くのだ」が送られてきた。

 恥ずかしながら「赤子が泣くのは……」の言葉を知らなかった。

 南丘氏によると、天保大飢饉で、窮民を救うべく決起した大塩平八郎の言葉だという。

 以下、引用させてもらう。

 「数日前、淀川の堤を歩いていると捨て子に出会った。その泣く声が実に俺の耳の底に響く。母親なるものが捨てた子を見返りながら立ち去りかけたが、また帰りきて頬ずりをする。・・・ついに意を決して捨てていったが、その母親さえももう飢えて死にそうな姿であった。お前は赤ん坊の泣き声とお前の心との間に紙一枚を隔てている。お前は赤ん坊を見物しているのだ。ただ可相相だと言いながら・・。俺は違う。赤子の泣くのは俺の心が泣くのだ。捨てられた子、飢えたる民、それを前にして見物しながら思案する余地はない」

 大塩平八郎は決起する。

 戦時下の昭和17年10月、中野正剛は早稲田・大隈講堂で行った「天下一人を以て興る」と題する演説の中で、この言葉を紹介したらしい。

 南丘氏は、この言葉を大切に活動している。

 この本を読むと、日本には「一揆」という革命が、幾つもあった。そして鎮圧されたことが分かる。

 勉強になった。

 南丘氏は「右翼」のようだが、こうした「愛とロマンの人物」(褒めすぎかな?)と、日本共産党が一緒になる日が必要になっている。

 南丘さん、名著、ありがとう。

<何だか分からない今日の名文句>

富裕層だけが喜ぶカネ万能の安倍・小池