「月刊日本」の取材を受けたが……この雑誌の主幹・南丘喜八郎って何者?

 数日前 、オピニオン雑誌「月刊日本」から「インタビューしたい」という要請を受けた。

 月刊日本?

 名前は聞いているが、これまで読んだことがない。

 右翼雑誌なのだろうか?(サンデー毎日の城倉編集長は「いい雑誌だ。青木理さんも『飛耳長目』というコラムを持っている」と言うけど)

 どうしたものか?

 どんな人物が作っている雑誌なのか? 取り敢えず、ネットで調べてみた。

 主幹の南丘喜八郎氏は、1945年生まれ、早稲田大学卒。1969年、アール・エフ・ラジオ日本入社。報道部長・取締役論説室長を兼任し、1995年退社。慶應義塾大学新聞研究所兼任講師、同法学部講師などを務めた後、1997年『月刊日本』を創刊……とある。

 僕とは同世代。同じ頃、早稲田に居たことになる。参院の元ドン・村上正邦氏と親しいらしい。

 彼の講演をネットで聞いてみると、

 《2016年11月、国家安全保障会議(NSC)の谷内正太郎・国家安全保障局長が、モスクワでロシアのパトルシェフ・安全保障会議書記と会談。(この会談で)どういう問答が交わされたのかが、朝日新聞にだけ出ていた。パトルシェフは、『引き渡したら、そこに米軍基地を置く可能性があるのか』と質問した。谷内さんはこうおっしゃった。『米軍基地を置く可能性はあります』》

 そんなこと、まるで知らなかった。

 だとすれば、ロシアが北方領土を返すはずがない。これは、注目すべき情報ではないか?知らなかった。

 南丘という人、しっかりした人脈を持って、持論を展開しているのかも知れない。

 この雑誌で、元外務省主任分析官の佐藤優さんが 《安倍政権は、新自由主義的と言われ経団連企業等が応援してるが、秘密保護法を筆頭に、企業活動を国家政策に縛らせる方向に進んでる》と話している。

 「反安倍」の雑誌かも知れない。

 で、28日午後、この雑誌のインタビューを受けた。 テーマは「東京五輪と安倍政権」。

 東京オリンピックは金絡み。国家主義形成に五輪を利用する安倍再建。

 五輪は返上すべきだ!という持論を展開した。

 インタビューに来られた記者は学習院卒の29歳の男性。手際が良かった。

<何だか分からない今日の名文句>

参院の元ドン・村上正邦、曰く、

「安倍君、もういい加減になさい!