最後の任侠ヤクザ・竹中武?

 9日は午前中、錦糸町のyadotで筋トレ。午後、雨がやまず、仕事場に籠って「『ごじゃ』の一分 竹中武 最後の任侠ヤクザ」(牧村 康正著)を読んだ。

 腰巻に「兄貴が殺られたから言うとんの違う。山口四代目が殺られとるんじゃ。よう親の敵も討てんのやったら、ヤクザやめとけ、ボケーッ!」とあったので、読んでみた。これが面白い。

 主人公・山口組最高幹部だった竹中武は、兄・竹中正久(山口組四代目組長)が殺された「山一抗争」の政治決着を嫌って山口組を離脱。山口組を誰より愛しながらも敵に回し、孤立無援で闘った。筋を通す男だ。

 「山一抗争」「宅見暗殺」「五代目交代劇」など山口組の歴史に残る新事実が幾つかあった。

 メモを取りながら読んだら、10日午前4時を回っていた。

 毎日フォーラムでは「ヤクザもの」を一年に一度、書こうと思っているので、参考になった。

<何だか分からない今日の名文句>

播州弁では「ごじゃ」は無茶