「沖縄県名護市長選」を注目せよ!

 テレビ情報番組の「政治面」は都知事選一色。細川・小泉連合が「今度の都知事選は文明論と命の選挙」というような“位置づけ”。盛んに煽っている。
 それはそれで、注目したい。が、もっと見極めなければならないのが、沖縄県名護市長選である。(19日投票)
 15日のブログで、毎日フォーラム1月号の「牧太郎の 信じよう!復活ニッポン」では「地球儀を俯瞰する外交の裏側 14年は普天間移転で沖縄に流血の予感?」を書いた、と報告したが、反対運動で、流血の惨事が起こる心配がある。
 成田闘争を思い出す。
 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に、沖縄県民はどう判断するのか?
 その「最初の判断」が名護市長選である。
 再選を目指す現職・稲嶺進さんは移設反対。移設推進を掲げる新人・末松文信さんが追う展開となっている。
 最大の争点、普天間飛行場の移設問題で、日米両政府は辺野古移設で合意しているが、名護市民の72%が「県外に移すべきだ」。「合意通りにすべきだ」が19%。
 仲井真弘多知事が、移設先の埋め立てを承認したことに関しては、「評価する」が30%、「評価しない」が60%だった。(読売新聞の世論調査)
 鍵は公明党。沖縄県本部の自主投票方針を事実上「黙認」する形。
 自民、公明両党の連立政権は国政、地方を問わず選挙戦で足並みをそろえているが、今回は違う。
 末松陣営の出陣式に公明党県本部幹部らは出席しなかった。
 このままでは、稲嶺圧勝だろう。
 となると、辺野古移転は宙に浮く。
 アメリカの安倍政権に対する不信感が強まる。
 安倍さんにとっては、都知事選より深刻な結果である。
 めちゃくちゃ寒かった15日。朝、両国橋を徒歩で渡って、ルネサンス両国で筋トレ。
 午後、久しぶりに、慈恵医大病院で右手のリハビリ。新橋の床屋へ行ってから、夜8時、銀座まで歩く。
 歩け、歩け、歩け! 雨にも、寒さにも歩け!を守った。

<何だか分からない今日の名文句>
「歩く」は三文の得!