橋下さんは「6月19日」何を喋るか?

 野田さんは11日、衆院社会保障と税の一体改革特別委員会で、消費税増税を柱とする一体改革関連法案が今国会で成立しない場合は衆院解散・総選挙に踏み切る! と発言した。
 早期解散を警戒する小沢一郎元代表ら増税反対派をけん制したつもりだろうが……いずれにしても「成立のタイムリミット・6月15日」が“運命の日”になる。
 が、実は、日本人に、もっと「大事な運命の日」が控えている。
 それは「6月19日」である。
 橋下さんが大阪市長に就任半年を迎える日だ。
 この日、メディアは「橋下流の半年」を総括し、その人気の秘密を特集するだろう。
 で、橋下さんは、この日、何を喋るのか?
 自らが率いる「大阪維新の会」はすでに次期衆院選への候補者擁立を視野に入れた「維新政治塾」を開講。すでに約2000人が受講している。
 ところが、ここにきて「国政選挙には、僕は出ない。僕は国会議員には向かない」という発言を繰り返している。
 「国政選挙には、僕は出ない。僕は国会議員には向かない。大阪市長とか大阪府知事とか、直接有権者から選ばれる、そういうポジションだから、今こういう仕事が出来ている。英国のような議院内閣制では、僕はとてもじゃないけど、仕事ができる人物じゃない」
 分からないではない。
 悩んでいるのだろう。
 でも、本人でも分からない「本音」は?
 勝手に想像すれば……悩みながらも、「出ないフリ」を演出しながら「出る!」というタイミングを探している。
 大阪市長選に「出ない」「出ない」と言いながら、結局、出馬した時と同じではないか?
 野田さんも、小沢さんも、自民党も「維新の会」に国政参加なし、と分析したら、痛い目にあう。
 橋下さんは、どの時点で「国のため立つ!」と言うのか?
 一番、早いタイミングが「6月19日」ではあるまいか?

<何だか分からない今日の名文句>
自分にウソはつけないぞ!