新聞は「自己批判」が下手?

 20日朝、ジュニアからの携帯で目が覚めた。午前11時前だった。
 「今日のブログは?」と言われ……約14時間ぐらい、眠っていたらしい。で、昨日(20日)のブログは休むことになった。ごめんなさい。
 眠りこけて、ブログを忘れたのは始めてだろう。
 実は、秀彦の結婚式が終わってから、19日未明にかけて、パソコンの前に座り、結構、悩んでいた。
 毎日新聞夕刊コラム「大きな声では言えないが」(3月27日掲載予定)の原稿にデスクからクレームが付いた。
 あえて「新聞批判」を書いた部分が「読者の誤解を生む」という意見である。
 これは意見の相違だろう。
 これほど「新聞が役に立たない!」と世間から言われている時代なのに……新聞が自己批判しないのは不思議なぐらいだ。
 とは言え、デスクの指摘も分からないでも無い。読みようによっては「新聞なんて」と思われるかも知れない。
 デスク(信頼する後輩)に「新聞に厳し過ぎないか?」と言われると……
 でも……高級官僚のことなど、徹底的に批判しているのに……新聞は己に一番厳しい「存在」であるべきなのに。
 デスクは新聞批判のある部分を「取り置く」と提案する。「取り置き」とは事実上、ボツということだ。
 もちろん、デスクの意向が最優先だから……どうしたものか? 悩んだ。
 何度も書き直し、僕の意見を生かしながら、デスクの意見を反映させる工夫はないものか?
 で、午前4時ごろになって、やっと「上手に妥協した原稿」が辛うじて出来上がった。
 そのまま寝ずに野暮用に向かったので、寝不足になったのだろう。14時間も眠ってしまった。
 それにしても、新聞は上手に「自己批判」しないと、単なる「嫌われ者」になってしまうぞ!

<何だか分からない今日の名文句>
内に誠あれば、外にあらわる