今日（１８日）も「小沢がらみ」で書いておきたい。
小沢さん、１７日夜、群馬県高崎市で開かれた会合で「野田首相で（衆院の）解散は事実上できない。（首相が）野田さんかどうかは別にして今のままでは政局が行き詰まる可能性が大きい。選挙管理内閣のような形になって、解散・総選挙は今年中にある」と話した。
前夜は「正月と選挙の時にしか肉を食べないが、きょうは食べるぞ」と普段は食べないローストビーフを堪能した小沢さん。肉食→倒閣・選挙モード？
壊し屋・小沢の「野田殺し」はいよいよ始まった。
でも、小沢さんが「野田殺し作戦」で勝てる可能性があるのか？ 甚だ、疑問だ。
大体、「選挙に強い！」という定説に陰りが出てきている。確かに衆院選で勝ったが、その後、民主党の代表選びでは連戦連敗である。
「消費税反対」を目玉に、野田民主党を壊すことはできるとしても、小沢さんは「天下」を取ることは、まず、出来ない。
小沢さんの周辺に「小沢さんはなぜ、民主党がつくった首相を育てようとしないなか？」と聞くと、最近は、揃って「それは小沢さん自身が首相をやりたいからでしょう」と話す。
小沢さんは、自ら首相になりたい。４月に判決が言い渡される政治資金規正法違反事件の裁判で「無罪」を勝ち取り「天下」を取る！ それが「壊し屋・小沢」の本音である。
天下を取るには、仲間がいる。親友がいる。
しかし、彼を首相にしよう！ と思う向きがいるだろうか？
彼を支持している政治家は小沢さんの「拝金主義と選挙至上主義」を信じているだけ。己の選挙にプラスなら小沢さんに付くだけだ。
小沢さんが密かに「連携」しようと思っているのは「石原新党」ではないか？
多分、石原慎太郎都知事に代わって「代表」になると思われる。
「たちあがれ日本」の平沼赳夫さんは「３月下旬、（亀井静香国民新党代表らも取り込んだ）新党を作る。民主、自民両党の保守系議員にも働き掛けて、７０～８０人規模になる」と明言した。
この「石原新党」は”台風の目”になる。小沢さんも、そう睨んでいる。
橋下徹大阪市長らがこれに乗ってくるか？ これが「流れ」を作るだろう。
しかし、この「石原新党」が小沢さんと手を握るとも思えない。
平沼さんは、ある会合で「石原さんは”小沢色の者はいらない”と言っている」と漏らした。石原さんは小沢嫌いだ。
「７５歳の亀井さんと７９歳の石原さん＋小沢さん」では「老老新党」になってしまう。「＋橋下」でこそ、起爆剤になる。橋下さんが小沢さんを選ぶか？ 石原さんを選ぶか？ 石原さんは、橋下さんの選挙に応援にいっている。
石原新党は長男「石原伸晃」のため！ という見方もあるぐらいだから、小沢さんに入る「隙間」はない。
小沢さんは「野田・岡田連合」に勝てるとしても、気がつけば、付「５０人程度の小党」のオーナーに終わる、のでは……。
小さな動きだが、民主党を離党して、衆院議員９人で結成された「新党きづな」。小沢さんの別働隊と見られているが、内山晃代表は「最後のご奉公をしたいという政治家・石原慎太郎の思いに感銘した。石原新党と一緒にやれるなら大歓迎」と話した。
「最後まで 小沢さんと一緒に！」が本当に何人いるのか？
多くの人々が「壊し屋・小沢」に嫌気が差していることを、小沢さんは知らない。
２０１２年は「壊し屋・小沢と総決別の年」になる！
＜何だか分からない今日の名文句＞
壊し屋が「裸の王様」になっちゃった