サンデー毎日の「山崎豊子」は必読!

 7日は午後、BSで山崎豊子原作の映画「白い巨塔」を見た。(山本薩夫監督の大映製作のモノクロ映画。1966年公開。原作はサンデー毎日で連載)
 田宮二郎、小沢栄太郎、加藤嘉……錚々たる芸達者。主人公、財前五郎(田宮二郎が演じる浪速大学医学部第一外科助教授)の義父、財前又一を演じる「石山健二郎」は何度見ても、感心させられる。
 中絶手術で、しこたまカネを貯め、そのカネで、娘婿を「教授」にしようとする街の産科医。
 教授選で多数派工作。「幾ら金がいるんだ!」と何度も叫ぶ。
 権力はカネで手に入れる!という拝見主義を見事に演じた。石山健二郎こそ、このドラマの「隠れた主人公」。高度成長期の時代を見事に演じた。名優だ。
 午後、サンデー毎日が届いた。
 トップ記事は「山崎豊子さんの華麗なる一生」。「白い巨塔」「不毛地帯」を連載したサンデー毎日の編集部しか知らない「取って置きのエピソード」が載っている。
 内容は……「営業妨害」になるから(笑)書けないが、山崎文学の愛読者には必読!
 僕には、夜中の「ネグリジェ」電話の話が面白かった。

<何だか分からない今日の名文句>
そう言えば「ノーベル文学賞」の季節