キーワードは「人生100年時代」

 版元が毎日新聞社から毎日新聞出版会社に代わった今週の「サンデー毎日」。
 結構、売れている。
 「完全保存版・全国3423高校180大学合格者数」が売れ筋。
 「我が母校はどうだったか?」と見る。
 例えば、我が母校の「日大一高」(次男もそうだが)は伝統的に“勉強嫌い”ばかりで(笑)東大の合格者はゼロ。それでも早稲田に6人入った。
 長男の「麻布」は、勉強ばかりで小生から見れば「ロクでもない学校」のように見えるが、ともかく東大には88人、早稲田には164人も合格している。
 そのあまりに激しい「受験結果の格差」。
 これを見ながら現代人は何を考えるか?
 そんな大特集が売れるのだ。
 でも、今週の「隠れた売れ筋」は「人生100年時代を豊かに生きる」。
 
 有名人が100歳生きる「智慧」を披露している。
 キーワードは「100年時代」だ。
 「ひょっとすると、俺も100歳まで生きるのかも知れない」と期待している人もいれば、「生きなければならないのか?」と絶望している人もいる。
 キーワードは「100年時代」だ。
 「サンデー毎日」は「100歳雑誌」を目指したら良い。売れるぞ!
 新連載、早見和真の「昨日の世界地図」は好調な滑り出し。
 椎名誠さんの新コラム「ビールを飲む空を見る、まずは元気だ/痛風が何だ!痛いだけだ」が面白い。
 そうそう、今週から「牧太郎の青い空白い雲」は「サンデー毎日」のホームページで無料で読める。
 今週号の「沖縄無視の安倍首相はもはや傲慢症候群だ!」、先週号の「三原じゅん子『八紘一宇』発言にも”一億総心配停止”」が収録されている。
 サンデー毎日を買ってくれ!
 それが嫌なら「お気に入り」に入れてくれ。

<何だか分からない今日の名文句>
人は忘れられて死んだ方が幸福である。
なぜなら、彼はもう音もなく死んでいるから。
(山田風太郎)