原発再稼働を考えた1日だった

 10日は東京大空襲から70年。火に追われ、仕事場のある浅草、日本橋界隈では、何万人が隅田川に飛び込み亡くなった。
 母は生まれたばかりの僕を背負い、逃げ惑った。
 真剣に、平和を、集団自衛権を考える日だった。
 そして、11日は大地震から4年。
 「終わりなき危機 日本のメディアが伝えない、 世界の科学者による 福島原発事故研究報告(監修:ヘレン・カルディコット)」を読んで、1日過ごした。
 世界の科学者たちは、フクシマを、日本政府をこう見ているのか。それを書いている。
 原子力を進めてきた人たちには、さらなる悲劇を起こさない責任があるのに、彼らには、その自覚がない!という視点で書いている。
 チェルノブイリの汚染のひどい地域にいる、オスの鳥の40パーセントが完全なる無精子か、死んだ精子が少しあるだけ。
 福島の野生生物の長期的見通しは分からないが、最近の蝶の研究は、私たちのチェルノブイリでの発見と一致している―――とイアン・フェアリー(放射性生物学者、イギリス政府内部被曝リスク検討委員会 前科学担当書記)は言っている。
 やはり不安だ。
 もう一度、再稼動を考える1日になった。
 やはり、安倍内閣に日本を預ける訳には行かない!
 だのに……メディアは安倍寄り。
 どうしたら、良いのか。

<何だか分からない今日の名文句>
安倍クン、歴史から学べ!