乱菊だぞ!とワクワク……

 ギャンブルは人類が初めて知った「楽しみ」である。占いに使用されていた動物の骨や石、木片などをサイコロに転用して、人類は「賭け」に夢中になった。神様も同じだ。

 古代エジプトの墳墓からは神々がダイスを振ってギャンブルに夢中になっている様子が描かれた陶器が出土している。日本では「日本書紀」に天武天皇の賭博に関する話が出て来る。

 ここ数日、野球賭博をした巨人軍の選手が槍玉に挙がっているが、彼らは「常識に欠けた馬鹿者」ではあるが「巨悪」ではない。カジノを経済戦略の「第三の矢」にしようとする安倍政権の方が……。政治家の暴力団化?頂けない。

 こんな事件が騒ぎになると、またぞろ、競馬、競輪の類まで批判されそうな気配になる。不愉快だ。競馬は大人のお遊び。恥じることはない。

 菊花賞の枠順が22日決まった。惜敗続きのリアルスティールは6枠11番、トライアルの覇者では神戸新聞杯のリアファルが8枠17番、セントライト記念のキタサンブラックが2枠4番……でも、こんな有力馬で決まるのか。また、ディープインパクトの倅で、決まるのか?

 もしかして、と思ってるのがワンダーアツレッタだ。タイムは悪い。血統もさほどでは無い。 調教も動かなかった。M・デムーロを背にしてCWコース単走で6F86秒0。

 河内調教師は「馬場が悪いのもあったが、もう少し動くと思っていたけれどね」と自信なさげだ。

 でも、やっぱり、名手・デムーロだ。

 先々週、ドジばっかりだったが、先週の日曜日は5勝2着2回。秋華賞でも「まさか」と思わせた。

 デムーロは「スタミナがある馬なので、チャンスはあると思う」と言っていっているらしい。三着ぐらいに来れば良いのだが……デムーロは出遅れ癖があるので、心配だが……これも、ビクビクして楽しいものだ。

 軸はリアファル!ではないかと思う。外国人ジョッキーを絡めて勝負するか?

 菊花賞は25日、京都競馬場。ともかく、レース直前まで、馬券検討で楽しめる。

 たまちゃんが「競馬がなくなったら自殺する」と言う気持ち、分かるよな。

<何だか分からない今日の名文句>

競馬はロマンだ。文明だ。